...どうして戯作三昧(げさくざんまい)の心境が味到されよう...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...然るに彼は凡ての生活は――社會的の生活も職業的の生活も――自己の内面に於いて把握され味到されることによつて始めて自己のものとなることを信じてゐるものであつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...あくまで現世のままに味到せしめる...
高村光太郎 「美の影響力」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...樹明兄から珍味到来...
種田山頭火 「行乞記」
...すべてを味到することが出来る力は信念にのみある...
種田山頭火 「其中日記」
...合掌して味到さるべきものだ...
種田山頭火 「其中日記」
...三以上「日本精神」に味到した人達の見解に接して見たが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...人は自ら味到するであろう...
豊島与志雄 「梅花の気品」
...拍子の内奥によき耳だけが味到せんとする呼吸が内在する...
中井正一 「リズムの構造」
...到底題目塚の画面以外の味到はでき得可くもなかつた当時余りにも年少の私であつたことを今更のごとくに口惜しくおもつた...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...肝腎の眼の配りが見えないためいのちとするところの人物情景の描写がテレビにでもならないかぎり味到できない...
正岡容 「寄席風流」
...直觀の方法によつてのみ我々は物そのものの眞相に味到し得る...
三木清 「認識論」
...それらに対する味到の心持をのべている...
宮本百合子 「鴎外・漱石・藤村など」
...順序を踏んで自然に味到しようという態度がある...
三好十郎 「恐怖の季節」
...「永久味」の味到に落ちつかせる...
和辻哲郎 「享楽人」
...この心によって仏菩薩の慈悲に味到した...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...だからこの美しさに味到した人は...
和辻哲郎 「能面の様式」
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