...「じゃただ今一つ召し上って御覧なさいまし...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...第三三項 壁間の怪音右に類似せる話が今一つある...
井上円了 「おばけの正体」
...今一つは王政維新という...
大隈重信 「吾人の文明運動」
...今一つのかまきりに呼びかけることが出来たから...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...今一つの組が肉身を具えたこの世の人たちでなかったのは...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...訥子は塩鮭の肉汁(スウプ)の外(ほか)に今一つ年の寄らぬ法を知つてゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...今一つは、揚げ底がひどくなって、全体が薄い氷の板を六角形に折り曲げたような形をしていて、氷の実質が少なくて、砲弾のがわだけが、氷で出来ているような種類のものである...
中谷宇吉郎 「南極・北極・熱帯の雪」
...一〇農業物理学の今一つの課題としては...
中谷宇吉郎 「農業物理学夜話」
...宿泊者にとっての今一つの興味は...
野上豊一郎 「シェイクスピアの郷里」
...残る今一つの松川については...
細井吉造 「二つの松川」
...今一つで草花帖を完結する処であるから何か力のあるものを画きたい...
正岡子規 「病牀六尺」
...今一つのヒッポマネスは往々新産の駒の額に生えいる瘤(こぶ)で...
南方熊楠 「十二支考」
...閹鶏のついでに今一つキンダマに関する珍談を申そう...
南方熊楠 「十二支考」
...是も久米島に関係が有るという今一つの『おもろ』...
柳田国男 「海上の道」
...それにも今一つ以前の理由があって変遷したものとも考えられぬ事はない...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...これまた今一つ以前の固有日本語の...
柳田国男 「雪国の春」
...そうして次に今一つある西洋間の青い扉(ドア)の前を素通りにして一番向うの廊下の端にある日本間の障子に手をかけた...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...それから今一つは少々さもしいお話ですが...
夢野久作 「キチガイ地獄」
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