...今一つ妙な癖は指物(さしもの)が好きで...
薄田泣菫 「茶話」
...だが今一つの方には...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...さらに今一つ注意すべきことは...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...私は今一つの実験を行ってみようとしている...
寺田寅彦 「厄年と etc.」
...それに今一つは、ある書物で「大鳥圭介傳」の孫引から讀んだ字句が私には氣にくはなかつたのである...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...今一つには史注がある...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...今一つ疑問がある...
中谷宇吉郎 「ジストマ退治の話」
...今一つの競争は圏外に新手が出る事であります...
夏目漱石 「文壇の趨勢」
...今一つの方を手に提げて...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...それから今一つ Isatis japonica という学名がある...
牧野富太郎 「植物記」
...今一つ出雲に行わるる譚とて黍(きび)の色赤き訳を説きたるは...
南方熊楠 「十二支考」
...今一つ同じ『雑宝蔵経』巻六に見ゆ...
南方熊楠 「十二支考」
...今一つの観察は、少し書きにくいが、真実の為めに強いて書く...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...それから僕を霽波に附いて行かせた今一つの factor のあるのを忘れてはならない...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...金巾の覆ひのしてある今一つの椅子である...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森林太郎訳 「祭日」
...最後に今一つの例を附録として添えておく...
柳田國男 「地名の研究」
...……それから今一つ……嘆美の極はこれを破壊するにあり...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...……それから今一つは呉一郎の生年月日に就いて特別の注意が払ってある点と……この二つだ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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