...今一つの組が肉身を具えたこの世の人たちでなかったのは...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...二人は落胆(がつかり)して今一つの方へ出掛けた...
薄田泣菫 「茶話」
...今一つ交野で読んだものに一九の『膝栗毛』等がある...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...世界一空気のきれいな処観測所のある山稜は、今一つの高山、一万三千七百フィートのマウナ・ケアとちょうど対峙(たいじ)した形になっていて、その間に広い鞍部(あんぶ)地帯がある...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...今一つは、これは想像であるが、長尾夫人の御主人が、現職の判事であったことも、この事件のかげに揺曳(ようえい)している或(ある)種の雰囲気を思わすのである...
中谷宇吉郎 「千里眼その他」
...そして今一つ注目するのが適切な追加の議論がある...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...今一つの鋭い声を出したものに就いては証人毎に変つた判断をしてゐると云ふ点だと答へたのである...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...わたくしは今一つ此に附記して置きたい...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...室(しつ)の真中(まんなか)に今一つの大いなる画架あり...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...画家は今一つの低き椅子の背に腰を半分掛く...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...ここに今一つの心配が出来た...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...今一つ野中村の毘沙門堂があって...
柳田國男 「日本の伝説」
...その九日の今一つの特徴は...
柳田国男 「年中行事覚書」
...まん丸い顔の下に今一つ丸まっちい腮(あご)が重なっていた...
夢野久作 「鉄鎚」
...今度は今一つ昔の...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...然るに今一つの進化の仕方はこれと正反対で...
夢野久作 「能とは何か」
...今一つ聞かせて」と云った...
夢野久作 「謡曲黒白談」
...家族制度の今一つの要素となるものは親子兄弟という血縁関係ですが...
与謝野晶子 「激動の中を行く」
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