...田村の赤ん坊のほかに今一つの棺があつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...それからこの店には今一つ自慢の物がありますよ...
薄田泣菫 「茶話」
...今一つ聴いとくなはれしまへんか...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...今一つは昨年九月末の出来事に繋(つなが)れり...
綱島梁川 「予が見神の実験」
...今一つの二元一次方程式を考えるのに...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...そして、今一つは、作法上に非常に困難があるので、教養あるものに解るように書けば、無教養な人達にはその面白さなり諷刺なりが理解されない憂いがあり、教養少き人達の為に解り易くすれば、教養あるものからは駄洒落(だじゃれ)なぞと軽蔑されること...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...今一つの中ではI"君が...
中谷宇吉郎 「低温室だより」
...今一つ、この韓嬰であるが、支那文学の人に発音をきいて、Han ing としておいた...
中谷宇吉郎 「百科事典美談」
...今一つはコンシエルジュリの地下牢で聖餐式を受けてる場面...
野上豊一郎 「パリの地下牢」
...今一つは無縁坂の中程にある小家(こいえ)である...
森鴎外 「雁」
...今一つある秘密を...
森鴎外 「雁」
...それと今一つの己の予期した事がある...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...さし当ってはさらに今一つ...
柳田国男 「海上の道」
...山形県北村山郡宮沢村中島)土佐では今一つ...
柳田國男 「日本の伝説」
...それから今一つの方は氏神さん...
柳田國男 「祭のさまざま」
...それから今一つ児童の命名になるかと思うのは...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...これまた今一つ以前の固有日本語の...
柳田国男 「雪国の春」
...更に今一つの心配は...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
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