...更に今一つを加へて言ふならば...
生田長江 「ニイチエ雑観」
...今一つの眼は悪魔を見て...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...そして今一ついゝ事には亜米利加人といふ奴は...
薄田泣菫 「茶話」
...支那では女の出来が日本ほど思はしくないので那地(あちら)の画家(ゑかき)は女房(かない)の他に今一つ豆猿を飼つてゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...今一つ聴いとくなはれしまへんか...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...「あまりいいものでもないけれど」「この弁当は」道太は子供のように今一つの弁当を捻(ひね)くっていた...
徳田秋声 「挿話」
...又今一つかう云ふ事があつた...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...今一つの玩器は、日比野藤太郎先生新発明の活動写真といふので、これは丁度、トランプほどの大きさの紙が三十枚ほど揃へてあつて、それには相撲の取組んで居る絵が順を追ふて変化するやうに画いてある...
正岡子規 「病牀六尺」
...」今一つは二十三日に蘭軒が医術申合会頭たる故を以て...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それから今一つすぐに往来に出られる口が...
森鴎外 「大塩平八郎」
...それから今一つは技術の錬修の可能なこと...
柳田國男 「兒童語彙解説」
...岐阜県揖斐(いび)郡谷汲村)この県には今一つ...
柳田國男 「日本の伝説」
...豆にはご汁(じる)や豆腐のために今一つの水浸けの法も行われている...
柳田国男 「木綿以前の事」
...三連句の不可解になって来た今一つの理由には...
柳田国男 「木綿以前の事」
...更に今一つの心配は...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...喰う物が無くなったらどこかへ行くじゃろ」今一つノンセンス...
夢野久作 「近世快人伝」
...……それから今一つ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...吾輩の専門の立場から今一つ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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