...呑舟(どんしう)に書かせたり...
芥川龍之介 「枯野抄」
...呑舟の大魚は小流に遊ばず...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...此時病床(びやうじやう)の下(もと)にありし門人○木節(もくせつ)(翁に薬をあたへたる医なり)○去来(きよらい)○惟然(ゐねん)○正秀(せいしう)○之道(しだう)○支考(しかう)○呑舟(どんしう)○丈草(ぢやうさう)○乙州(おつしう)○伽香(かかう)以上十人なり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...釣糸噛み切って逃げたなまずは呑舟(どんしゅう)の魚くらいにも見えるとか...
太宰治 「創生記」
...毎(つね)に呑舟(どんしゅう)の魚を漏す...
田中貢太郎 「令狐生冥夢録」
...雑魚(ざこ)を数えて呑舟(どんしゅう)の魚を取りのがすのである...
寺田寅彦 「量的と質的と統計的と」
...すでにこの呑舟(どんしゅう)の魚であるところの道庵先生を得ているのだから――「こいつは驚いた...
中里介山 「大菩薩峠」
...呑舟(どんしゅう)の魚をも洩(も)らすべき大穴がある...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...呑舟(どんしゅう)の魚(うお)も雑魚(ざこ)も逃さないようにするには...
野村胡堂 「青い眼鏡」
...君等がよく取逃がす呑舟(どんしゅう)の魚(うお)という奴だ...
夢野久作 「爆弾太平記」
...日本左衛門という呑舟(どんしゅう)の大魚は...
吉川英治 「江戸三国志」
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