...正直に話して呉れと頼んだ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...素六にでも呉れてやれ...
海野十三 「空襲葬送曲」
...僕はここの家(うち)へ一寸紹介さえしといて呉(く)れりゃいいんだ...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...呉床座(あぐらゐ)の 神の御手もち一彈く琴にする女(をみな)...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...吾輩にいろんな物を呉れる例になつてゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...呉葉ばかりではない父君もまたその堀川の殿も何んなに口を酸くしてなだめたり慰めたりしたか知れないのであつた...
田山花袋 「道綱の母」
...身を崩さぬばかりにして呉葉も笑つた...
田山花袋 「道綱の母」
...『そのやうに言はずにおいてお呉れ……...
田山花袋 「道綱の母」
...そのあとから呉葉がつゞいて驅けるやうにして入つて來ると...
田山花袋 「道綱の母」
...顔の方はまだ治らないので変った薬を呉れた...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「大した支度だな! それで僕達もいつしよに伴れてつて呉れないかな...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...『江戸砂子』の作者菊岡沾涼の息と己とはありし日の茶飲友だちであつたわと私に屡々語つて呉れたは...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...何かの講談の挿話に引用して聞かせて呉れたことがあつた...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...おなかは隣り町の「越徳(えちとく)」という呉服屋の女中で...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...夜中でも自分でてきぱきやって呉れた...
山本周五郎 「七日七夜」
...「――貴女がいて呉れたので...
山本周五郎 「夕靄の中」
...悠々千里を南下して呉へ向った...
吉川英治 「三国志」
...呉々(くれぐれ)...
吉川英治 「新書太閤記」
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