...例:風で花びらが吹上がった...
...例:風で砂埃が吹上げられた...
...例:子供たちは吹上水で遊んでいた...
...例:大会に出場するには吹上矢を準備しなければならない...
...例:吹上鮎は美味しいと評判だ...
...なかぞらのやみをこぼれて篠(しの)つくばかり降りかかる吹上げの水を照し...
泉鏡花 「凱旋祭」
...なほ精しく地勢を言へば、吹上は南に當る...
大町桂月 「石田堤」
...天に向って一筋高く水を吹上げ...
太宰治 「女の決闘」
...剰(あまつ)さえ強猛なる寒気は絶えず山腹の積雪を遠慮会釈(えんりょえしゃく)なく逆(さか)しまに吹上げ来り...
野中到 「寒中滞岳記」
...壁によせて立ててある「吹上(ふきあ)げ」という銘(な)のある箏(こと)に手をかけていた...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...吹上の御苑のあるあたりで...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...同じく三年吹上に於て...
三木貞一 「初代谷風梶之助」
...もと江戸城内の吹上にあったが...
山本周五郎 「山彦乙女」
...吹上からごらんになってもお分りでございましょうが...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...山里から吹上の方へ出てお戻りなさいまするか...
吉川英治 「江戸三国志」
...船見山の蔭から吹上(ふきあげ)の方へ出かけてゆく...
吉川英治 「江戸三国志」
...「吹上の悪戯(わるさ)は万太郎の所為(しょい)じゃ...
吉川英治 「江戸三国志」
...この朧夜(おぼろよ)を吹上(ふきあげ)へさまよい出して行くと...
吉川英治 「江戸三国志」
...吹上の奥をさまよい歩く覆面の人影が二つ...
吉川英治 「江戸三国志」
...吹上(ふきあげ)...
吉川英治 「江戸三国志」
...殊にまだ、吹上の方に、何か見えて来るはずだといった彼の言が、うわべにこそ出しませんが、心の裡(うち)では気にかかっている...
吉川英治 「江戸三国志」
...……おそろしいやつ)という呟きは、吉宗がいつか、藪八を前においてもらした腹の底からの嘆息だったが、突(とつ)として、昨日(きのう)は、その越前守からも、もう一度、吹上において、御拝顔を得たいと、願い出て来た...
吉川英治 「大岡越前」
...吹上のお茶亭へお渡りになり...
吉川英治 「大岡越前」
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