...いっそ村役人に吩咐(いいつ)けてこの村に置かないことにしてやろうと言ったが...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...こっちへ来ちゃいけないよ」と吩咐(いいつ)けながら竈の火を按排した...
魯迅 井上紅梅訳 「薬」
...という夫の日頃の吩咐(いいつ)けも忘れて...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「梟の眼」
...之を喰ひ止むる役目を(the task of making an end on the way of)吩附かつて居たのであつた...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...」庸三は子供に吩咐(いいつ)けたが...
徳田秋声 「仮装人物」
...なんとも見当のつかない使者の役目を吩附(いいつ)けておいて...
中里介山 「大菩薩峠」
...茂兵衛 波一里儀十さんの吩咐(いいつけ)でやったことか...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...十祭りの夜は田町の姉のもとへ使を吩附(いひつけ)られて...
樋口一葉 「たけくらべ」
...昇の吩咐(いいつけ)とわかッて...
二葉亭四迷 「浮雲」
...女中に吩附(いひつ)けて...
正宗白鳥 「新婚旅行」
...用を吩咐(いいつ)ける...
吉川英治 「新書太閤記」
...吩付(いいつ)けられて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...何の吩咐けだ』『大阪表へお立退(たちの)きになるんで...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...御用があるなら吩咐(いいつ)けて下さい』『や……では御非番なのに...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...静かにしているようにと吩咐(いいつ)けてあるので...
吉川英治 「八寒道中」
...待っているように吩咐(いいつけ)ると...
吉川英治 「松のや露八」
...吩咐(いいつ)けられた六名の屋敷を...
吉川英治 「宮本武蔵」
...送って行ってやれなどとも吩咐(いいつ)けた...
吉川英治 「柳生月影抄」
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