...吠えかかる痩犬を半分無意識に怕(こは)い顔をして睨み乍ら...
石川啄木 「赤痢」
...ただエリス一人に吠えかかるのです...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...吠えかかるような修験者の声が家の中に響きました...
田中貢太郎 「宇賀長者物語」
......
波立一 「赤い腕章」
...了意の『東海道名所記』に「大きなる赤犬かけ出てすきまなく吠えかかる云々...
南方熊楠 「十二支考」
...吠えかかる犬を制止するには...
南方熊楠 「十二支考」
...自分に吠えかかるのは自分を疑わしい人間とにらんだからであろう...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...兵は狼群の吠えかかるが如く...
吉川英治 「三国志」
...孔明一行の見つけない装いを見て喧々(けんけん)と吠えかかる...
吉川英治 「三国志」
...そして裾に吠えかかる小犬を制しながら庭に立ったまま戸口にはやや遠くから声をかけた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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