...小作料は貴君方自身の懐にいれてどうか仲よくやつていつて貰ひたいとお話したのでした...
有島武郎 「農場開放顛末」
...それを貴君方が校歌といふて居られる...
石川啄木 「雲は天才である」
...貴君方は餓ゑた事がないでせう...
石川啄木 「病院の窓」
...ちつとも君方にはわからないといふことになる...
田山録弥 「脱却の工夫」
...貴君方の御役人がそれを信仰せられないのが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...その前ならいつでも君方に用立(ようだ)てて宜(よろ)しいと云った言葉を...
夏目漱石 「行人」
...君方(きみがた)の記憶には残っていないかも知れないが――実はこれでも失恋の結果...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...わたくしの手助になってくれられた君方二人(ふたり)だ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...35一つ君方の見込が聞きたいのだがね...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...どうかすると君方の演説は人世の紙屑で上手な細工がしてあって...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...君方が時代々々の精神だと云うのも...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...君方は毎朝神に謝するが好(い)い...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...君方は知っているなあ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...君方は何をし出すか分からないから...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...「吾君方将下被二蓑笠一而立中乎畝之中上」...
柳宗悦 「蓑のこと」
...その創刊號と相前後して『別離』を同君方から出すことになつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
...明朝訪ねるつもりであつた法月(のりつき)俊郎君方に電話をかけると...
若山牧水 「樹木とその葉」
...當時長野市にゐた紫山武矩君方で逢つた同君の末弟四郎君であつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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