...「彼は双腕で子供たちを抱き上げた...
...「双腕を大きく広げて、自由になった感じがする...
...「彼女は双腕を広げて私たちを迎え入れてくれた...
...「サクラの双腕に抱かれながら眠ると心が安らぐ...
...「鍛えた双腕を真っ直ぐ突き上げ、決意を述べた...
...双腕(もろうで)のぐりぐり筋肉の形とか...
梅崎春生 「Sの背中」
...双腕(もろうで)を僕の方に伸ばしたまま...
海野十三 「深夜の市長」
...双腕(もろうで)かけて疊みしはそも何の爲の極意(ごくい)なりしぞ...
高山樗牛 「瀧口入道」
...双腕固きわが愛兒ヘーパイストス...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...しかし終りに美人弱者の運命――婦人と子供との哀れな最期――双腕に幼帝を抱き奉った二位の尼の入水を語った時には――聴者はことごとく皆一様に...
小泉八雲 Lafcadio Hearn 戸川明三訳 「耳無芳一の話」
...よくそれを双腕に支え得るならば...
序 豊島与志雄 「ジャン・クリストフ」
...その小さな双腕は絶えず働き...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...逞しい双腕に泡立つ浪を逐ひまくし...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...一日も竹刀を廃さないという隆々たる双腕を叩いてみせる...
野村胡堂 「胡堂百話」
...双腕(もろうで)を浅く抜いて...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...「お園」差し延べる丈太郎の双腕(もろて)の中へ...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...思案に余って双腕(もろうで)を拱(こまぬ)きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...双腕(りやんこ)の彌造は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...双腕を振って女を戸口の方へ追いやろうとします...
野村胡堂 「葬送行進曲」
...双腕を巻いて――...
野村胡堂 「葬送行進曲」
...お前の傍に着いた!」水夫が斯う叫びながら双腕(もろて)を差しのべて...
牧野信一 「山彦の街」
...双腕に力をこめて漕いで過ぎた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...じりじりと引く双腕の膂力(りょりょく)はまんりきのように強靱(きょうじん)であった...
山本周五郎 「風流太平記」
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