...羽織を一つ拵えたじゃありませんか?」姉は父の方へ向き直ると...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...そうして賊に向き直ると...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...そして身軽にこちら向きに向き直ると...
薄田泣菫 「独楽園」
...こぶしを膝において向き直る...
中里介山 「大菩薩峠」
...長火鉢の前へ向き直ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...ようやくの事「これはありがとう……」だけ出して、向き直る、途端(とたん)に女は二三歩退(しりぞ)いた...
夏目漱石 「草枕」
...この時君の長い首は必ず後ろに向き直る...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...聴衆のほうへ向き直ると...
久生十蘭 「キャラコさん」
...お前達(ウイダ)にはもう加勢せんから(ヤサビランドイ)……」くるりと向き直ると...
久生十蘭 「金狼」
...母の方に向き直ると...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...やがてはじめてあきらめたように向き直ると...
正岡容 「小説 圓朝」
...検使の帰る所にては手をついたるままその方に向き直る...
三木竹二 「両座の「山門」評」
......
山之口貘 「山之口貘詩集」
...登のほうへ向き直ると...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...だから向き直るとすぐしずかに低頭した...
山本周五郎 「新潮記」
...やがて向き直ると...
山本周五郎 「橋の下」
...そのままくるりと向き直ると...
夢野久作 「暗黒公使」
...またそっちへ向き直るわけにもいかず...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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