...茶の同趣味者に至っては遂に一人を得るに六つかしい...
伊藤左千夫 「茶の湯の手帳」
...これ骨董蒐集の楽事(らくじ)を同趣味の後継者に譲与するものなればなり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...自己の趣味は――趣味のない人は全然ありませんが――同趣味のものと...
夏目漱石 「創作家の態度」
...「ラグビー」は同趣向で少し二番煎じになる...
野村胡堂 「楽聖物語」
...芥川君と同趣相通ずるのも...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...次の句もまたこれと同題同趣である...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...同趣意にして形式を異にしているもののあることが...
穂積陳重 「法窓夜話」
...同趣旨の宣言に署名...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...それはちょうど木の大きさの似ている京都御室(おむろ)のサクラの下でその花を賞し楽しむと同趣である...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...今これを星に喩えれば参商の二星が天空で相会わぬと同趣だ...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...これは艸冠(くさかむ)りに秋を書きその萩の字をハギと訓(よ)ませたと同趣である(萩の字は支那にもあれどこれは全く別の意味の字でただ字体が同じいばかりである)...
牧野富太郎 「植物記」
...同趣味の人達が多いと見えて...
松崎天民 「友人一家の死」
...実際は著書の付録などに出ているのと同趣意で著名者の手に成ったものでない...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...似た物は必ず同根同趣と判断するは大間違いじゃ...
南方熊楠 「十二支考」
...ジョルジョ程の名工が一生に同趣向の作を二つも遺すことがあり得るだろうか...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...」流行醫の待合の光景も亦古今同趣である...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...やはり又合物と同趣旨の命名らしい...
柳田國男 「食料名彙」
...やはりまた合物と同趣旨の命名らしい...
柳田國男 「食料名彙」
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