...幸せと切れない縁を結んだも同然で...
ジェイムズ・アレン James Allen 大久保ゆう訳 「朝に想い、夜に省みる」
...まだ焼原(やけのはら)同然で...
泉鏡花 「薄紅梅」
...大(おおき)なおくび、――これに弱った――可厭(いや)だなあ、臭い、お爺さん、得(え)ならぬにおい、というのは手製(てづく)りの塩辛で、この爺さん、彦兵衛さん、むかし料理番の入婿だから、ただ同然で、でっち上(あげ)る...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...犯人は逮捕されたも同然です...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...もう逮捕したも同然である...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...僕が殺したも同然です」「同然というと」私は思わず不審を打ちました...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...初めて大騒ぎをすると同然である...
大隈重信 「選挙人に与う」
...やはり古い以前から知つてゐるも同然ではないだらうか...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...貴国の軍隊などは子供同然である...
豊島与志雄 「「沈黙」の話」
...あたかもなにごとにも内外の区別あると同然であって...
新渡戸稲造 「自警録」
...取りも直さず平民を士族の格に上(のぼ)せると同然である...
新渡戸稲造 「平民道」
...うちの親父は犬畜生も同然で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...恰も二本の丸た棒が肩にくつついてぶらぶらしてゐるのと同然である...
北條民雄 「続癩院記録」
...妻のエレンを待ち伏せして恐喝同然でここへ来た...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...そんなことをされては降参(こうさん)も同然で...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...モシモシミダス王の耳は驢馬同然ですと囁(ささや)き...
南方熊楠 「十二支考」
...ラテン語の方は彼にとって母語同然であったから(一の二十六参照)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...われに弓を引いたも同然である」と...
吉川英治 「三国志」
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