...一 吉野山中の住民...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...一 東京の櫻吉野山去年のしをりの路かへてまだ見ぬ方の花をたづねむ心は花に浮き立つ陽春四月...
大町桂月 「小利根川の櫻」
...吉野山の櫻といふ意味にあらず...
大町桂月 「東京の近郊」
...人には棒振虫同前に思はれ)吉野山拝啓...
太宰治 「新釈諸国噺」
...桜の吉野山難儀の冬)...
太宰治 「新釈諸国噺」
...華厳(けごん)の滝(たき)や、吉野山など、殊(こと)にも色彩が見事で、いまでもあざやかに記憶に残っているが、時事の画片としては、やはり、旅順港封鎖、水師営(すいしえい)会見、奉天(ほうてん)入城など、日露戦争の画面が圧倒的に多かった...
太宰治 「惜別」
...吉野山の花の雲を分けつつ静御前の跡を慕って行く身の上を想像した...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...延寿太夫父子吉野山出語あればなり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...芝居の舞台で見る「吉野山(よしのやま)」か「水滸伝(すいこでん)」の如き場面であろう...
永井荷風 「霊廟」
...二十三夜の晩……客の所望によって一節切(ひとよぎり)の『吉野山』を吹いていますとね...
中里介山 「大菩薩峠」
...もと吉野山参りの先達(せんだつ)をなんべんもやった亀菊(かめぎく)さんは...
新美南吉 「和太郎さんと牛」
...一、梅に鶯(うぐいす)、柳に風、時鳥(ほととぎす)に月、名月に雲、名所には富士、嵐山(あらしやま)、吉野山、これらの趣向の陳腐なるは何人(なんぴと)もこれを知る...
正岡子規 「俳諧大要」
...これは/\とばかり花の吉野山 貞室当時はスペンサーのエコノミー・オヴ・メンタル・エナージーといふ謬論を信じゐたる故...
正岡子規 「俳句の初歩」
...吉野山中の寺生活などが...
柳田国男 「雪国の春」
...これと同時に吉野山中のでき事が法外に詳しいのも...
柳田国男 「雪国の春」
...谷間をへだてた吉野山の花を前に...
吉川英治 「折々の記」
...吉野山の愛染宝塔(あいぜんほうとう)を根じろにたてこもっていた大塔ノ宮の御陣中にいたが...
吉川英治 「私本太平記」
...吉野山へ行ったんです...
吉川英治 「親鸞聖人について」
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