...有り得べき凡ての工業を農業と共に歩一歩と各々の国内及び各地の地方に結び着けるにある...
石川三四郎 「社会的分業論」
...各々かくて人生の怱忙(そうばう)を暫(しば)しのがれて...
石川啄木 「閑天地」
...夕刻には各々近くの廣場へ乘出し習練に餘念がない...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...美妙斎と思案と紅葉とがそもそもの創立者であったのは第一号に載ってる百名近くの社員の面々が各々紹介者があるに反して...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...宗教には各々(おのおの)その本尊が有る...
大隈重信 「日本の文明」
...西洋菓子の四工場を各々交互に伸縮自在ならしめ...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...』しかく陳じて各々の意氣と威力を勵ませば...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...各々己の家を支えるだけに...
直木三十五 「南国太平記」
...雑草の豊富な種類とその各々が持つ特殊の美しさとは十分に説かれている...
中谷宇吉郎 「雑魚図譜」
...各々独自の境地を有していたのであるがそれが例の本地垂迹説の大成とともに...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...各々その学祖の名を派名に戴いている...
穂積陳重 「法窓夜話」
...別々にした場合にその各々に附随する特有な害悪を免れているのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...然るにこの理解的に秩序付けられた總體はそれの各々の部分内容に對して唯一つの場所を有するのみであることを洞察するとき...
三木清 「歴史哲學」
...偶然自然薯と鳶の話が各々出で来た...
南方熊楠 「十二支考」
...各々にまぎれもない性情が読める...
柳宗悦 「和紙の教へ」
...又現に我々が見て婦人が参加して居ると思ふ社会運動の各々に就いて...
山本宣治 「婦人雑誌と猫」
...各々その膝の上に...
吉川英治 「折々の記」
...各国は当然にその資本及び労働を各々にとり最も有利な職業に向ける...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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