...それは各々(おのおの)の境遇が変つて了ふ為で...
石川啄木 「鳥影」
...各々の意志とは別個である...
上里春生 「傾ける殿堂」
...五十人の自警団が各々提灯(ちょうちん)を持ってゾロゾロ従(つ)いて行った...
内田魯庵 「最後の大杉」
...それ故列強が各々(おのおの)手に地図を案じ...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...各々その感受するところを異にするものだからである...
津田左右吉 「歴史の矛盾性」
...ついで兩將手を延(の)して各々槍をぬきとりつ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...アカイアの衆人ひとしくわが言を聞きて各々悟れかし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...視空間も触空間も各々独立な即ち他から導き出すことの出来ない表象であるに違いない...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...公私各々国家に対する負担を分つに耐ゆるの懿徳良能を発達せしめ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...各々哀歓悲喜の音曲をなし...
中里介山 「法然行伝」
...その各々について霜柱を作って見たのである...
中谷宇吉郎 「「霜柱の研究」について」
...各々それを自負しているのであろう...
中谷宇吉郎 「長崎留学」
...各々の武器をもって向き合ってる...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...宮崎各々(おのおの)辿(たど)るべきをたどった...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...各々自身に保持されている...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...従ってその各々における歴史的法則は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...後で三人が各々その觀察を述べれば...
吉川英治 「折々の記」
...及び穀物は各々価値において一〇〇磅(ポンド)だけ騰貴せしめられるであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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