...見ましょう」熊浦氏の特徴のある吃り声が制した...
江戸川乱歩 「悪霊」
...吃(ども)り吃りいった...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「幻想」
...わたしは吃り吃り切りだした...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...吃りを超越した早口で云ってくれた...
豊島与志雄 「交遊断片」
...で吃り吃り左に云ふ所は...
中原中也 「詩と其の伝統」
...やっとのことで吃(ども)り吃り彼は言いつくろった...
平林初之輔 「予審調書」
...三人が烈しく吃り合ひながら...
室生犀星 「末野女」
...吃りがいとを引いてあの俳優のまはりにふはついてゐる...
室生犀星 「末野女」
...併しなんといふ吃りといふものは息苦しいものだ...
室生犀星 「末野女」
...」「幾らでも吃り續けてゐればいいわ...
室生犀星 「末野女」
...とうしろから吃りながら声をかけた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...吃(ども)り吃り白状した...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...吃りながら云った...
山本周五郎 「さぶ」
...覚えがある」と茂次は吃りながら云った...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...そして吃りながら云った...
山本周五郎 「半之助祝言」
...凄(すご)いほど冴えた腕のようでしたね」と吃りながら嘉助が云った...
山本周五郎 「風流太平記」
...そして「本所です」と吃りながら答えた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...こんな簡単なことが本当にわからないのだろうか、おたきがそう思っていると、光辰は袖で口のまわりを拭きながら、吃り吃り云った...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
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