...土台石を構える。...
...土台石が大きく崩れた...
...計画の土台石が崩れ、全てが中止になった...
...長年にわたる地図の作成には正確な土台石が必要だ...
...国道工事に必要な土台石の調達が難航した...
...義のために失敗せしものは義の王国の土台石となりしものなり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...土台石の一個が、ついにくるりと一回転して、奥の穴へころがりこんだ...
海野十三 「時計屋敷の秘密」
...土台石を動しはじめた...
海野十三 「時計屋敷の秘密」
...台石の周囲などに光石君の石彫としての腕が現われております...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...そうして台石には...
太宰治 「葉」
...家々の土台石を舐(な)め豚(ぶた)を泳がせ刈りとったばかりの一万にあまる稲坊主を浮かせてだぶりだぶりと浪打った...
太宰治 「ロマネスク」
...そしてそこにも花に台石を掩われた幾つかの青銅製の古代武人らしきものの像がそそり立ち...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...当時のローマ人がこれを主都のかための土台石のように感じたのだとすると...
寺田寅彦 「柿の種」
...石塔の高さは台石ともに二丈もあろう...
中里介山 「大菩薩峠」
...この燈籠の台石の分析から...
中里介山 「大菩薩峠」
...地蔵様の台石の上を調べてもみ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...台石の隙間から雀萱(すずめがや)がもえだしてやさしく風に揺れ...
久生十蘭 「だいこん」
...ペトラルカの台石に取り縋つてロセツチの歌の埋没個所を教へて呉れと云つて涙を流したぢやないか...
牧野信一 「山彦の街」
...金で足りることなら太橋の家の土台石まで捧げるつもりになれ...
山本周五郎 「新潮記」
...土台石の隙間の中へ...
山本周五郎 「風流太平記」
...土台石の隙間のところへ跼んで...
山本周五郎 「風流太平記」
...台石とかの仕事に就いて御用がありましたならば...
夢野久作 「少女地獄」
...その草の中に花飾の下った台石の高い柱廊が見えた...
横光利一 「旅愁」
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