...土台石を構える。...
...土台石が大きく崩れた...
...計画の土台石が崩れ、全てが中止になった...
...長年にわたる地図の作成には正確な土台石が必要だ...
...国道工事に必要な土台石の調達が難航した...
...台石は二間(にけん)に余り候はむ...
泉鏡花 「凱旋祭」
...他の人の嫌がることをなせこれがマウント・ホリヨーク・セミナリーの立った土台石であります...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...土台石を動しはじめた...
海野十三 「時計屋敷の秘密」
...言って聞かしてやっただけだで……そねいに気を揉まっしゃることはねえだ」と老爺はせっせと台石に水を注ぎながら...
橘外男 「逗子物語」
...その包みが飲用泉の台石の上に置いてあった間それに附き添うていた女たちは...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...誰やらの墓の台石(だいいし)に腰かけて見た...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...台石の横側に、○永四歳(丁亥)十月二日と彫ってある...
徳冨蘆花 「地蔵尊」
...五尺ばかりの台石の上に...
豊島与志雄 「オランウータン」
...台石についていたものなのである...
豊島与志雄 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...下の台石には一九一八年にアメリカ軍の占領した四つの地名が刻んである...
野上豊一郎 「ヴェルダン」
...台石の隙間から雀萱(すずめがや)がもえだしてやさしく風に揺れ...
久生十蘭 「だいこん」
...幅一尺二三寸の台石に高さ四尺ばかりの石塔があるだけで...
松本幸四郎 「大森彦七と名和長年」
...本堂の土台石が成長する石でした...
柳田國男 「日本の伝説」
...いつの時代にもそれを支える土台石となっているのだ...
山本周五郎 「日本婦道記」
...その草の中に花飾の下った台石の高い柱廊が見えた...
横光利一 「旅愁」
...臥(ぐわ)像の台石に小さく詩人の名と生歿の年月(としつき)とを記した丈(だけ)で...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...その頃の遺物(かたみ)らしき土台石でも残っていないか」「あれに...
吉川英治 「源頼朝」
...台石の回りに咲き乱れている菫や薔薇...
和辻哲郎 「『偶像再興』序言」
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