...履は険呑(けんのん)な上に蹠(あしのうら)を台なしにする...
薄田泣菫 「茶話」
...白足袋を台なしにするよりも...
薄田泣菫 「茶話」
...雨がながくつづいて土中の種をくさらし低い土地のジャガイモを台なしにすることがあっても...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...自分の名誉をも台なしにする羽目になるだろう...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...いったい何をあてにしていたのだろう? みすみす自分の前途(ぜんと)を台なしにするのが...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...僕の社会的名声を台なしにすることだ...
豊島与志雄 「死因の疑問」
...彼がハーモニュームでハイドンのアンダンテを台なしにすると...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そうしちゃあ自分で自分を台なしにするんですわね...
豊島与志雄 「球突場の一隅」
...おれを台なしにするんだ...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...こんないかがわしいものでだいこんの脛を台なしにするつもりはない...
久生十蘭 「だいこん」
...柱や鴨居(かもい)へ穴を明けて家を台なしにするから考え物じゃ...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...自分の霊魂(たませえ)を台なしにするばかりだ...
宮地嘉六 「ある職工の手記」
...その執着が残るために未来をまた台なしにすると思うのがつらい...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...女が体を台なしにする...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...あたらわたしのこれらの都に対していだいている好感情を台なしにする...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それは孔雀(くじゃく)の誇りを台なしにするそのきたない足である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あの・人の一生を台なしにする常規を逸した野心...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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