例文・使い方一覧でみる「台」の意味
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泉鏡花 「海神別荘」
...台上に二人の姿が見えた...
梅崎春生 「幻化」
...台所へ出て来ては炊事の手伝をしたがつた...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...この台所を何う云ふ工合に直せるかを相談してゐるのに...
徳田秋声 「風呂桶」
...餉台のふちを力無く這いまわっていた...
豊島与志雄 「不肖の兄」
...二三年前宝生（ほうしょう）の舞台で高砂（たかさご）を見た事がある...
夏目漱石 「草枕」
...毛のない瘠せ脛でチャブ台をひっ挾み...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...防波堤の突端にある燈台の灯が...
火野葦平 「花と龍」
...台処の通用口は玄関とまるで関係なく建物の横手から全階に通じていて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...さて閭が台州に着任してから三日目になった...
森鴎外 「寒山拾得」
...「若林博士は何かしら解剖台に向って仕事を始めようとしているのだナ」とか「その仕事の材料になる屍体は...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...あっしの代りに礼服（フロッキ）を着て台湾館の前に立たされて...
夢の久作（夢野久作） 「人間腸詰」
...占領した馭者台に...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...きざはしの下の轅台（ながえだい）にすえられ...
吉川英治 「私本太平記」
...ここ二年ばかりの台所奉行としての...
吉川英治 「新書太閤記」
...だが、もう一日は」と、裴宣は切にひきとめ、次の日はまた、飲馬川の眺望をさかなとして、断金亭の楼台で、終日、送別の杯と、また義兄弟の誼（よしみ）など酌（く）み交（か）わされた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...何をする商売です？」黒助湯の番台が...
吉川英治 「松のや露八」
...「お通さあ、御飯時（ごはんどき）やが、もう運んでもようござりますかの」畑の向うで、台所の女が、こっちへ呶鳴っていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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