...彼は古めかしい騎士道の身ぶりをもってそれを果たした...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...古めかしい狐歩舞(フォックス・トロット)だ...
高見順 「いやな感じ」
...何か古めかしい話を聞く事が出来るかも知れないと思つた...
太宰治 「津軽」
...まるで古めかしい画像のように朦朧(もうろう)としたものもありましたけれど...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...古めかしい調度があり...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...古めかしいランプの下...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...権力や軍隊や圧迫的な古めかしい偏見などについて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...音楽を閑人(ひまじん)の業(わざ)だと考える古めかしいフランス人だったのである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...古めかしい反故に過ぎない...
豊島与志雄 「春盲」
...中身(なかみ)の空しくなった古めかしい箪笥が一つ据えられて...
豊島与志雄 「生あらば」
...縁側(えんがわ)を前に御簾(みす)のような簀垂(すだれ)を軒に懸けた古めかしい座敷であった...
夏目漱石 「行人」
...中から古めかしい桐の箱が現われました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...法蓮(ほうれん)というちょっと古めかしい部落を過ぎ...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...異様に古めかしい所で停止してしまった知能を持っているだけで無く...
三好十郎 「恐怖の季節」
...やはり前生の約束事だろうと思う」などと古めかしい御勧告をあそばすのを...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「人から何とか言われるのをさすがに恐れておいでになるのですね」などと古めかしい人らはそれをほめていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...恐ろしい看護婦私立病院の看護婦に醜業婦同様のものが居る事は古めかしい話である...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...ただ時々古めかしい幼児のことを追想して涙を流すことだけだった...
横光利一 「上海」
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