例文・使い方一覧でみる「口説き」の意味
スポンサーリンク...ことにお千代は極端に同情し母にも口説（くど）き自分の夫にも口説きしてひそかに慰藉（いしゃ）の法を講じた... 
伊藤左千夫 「春の潮」
...自分が言出したのではとても承知しそうもないが君なら必ず紅葉を口説き落せる...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...わしを口説きに来たのぢや...
薄田泣菫 「茶話」
...さま／″＼に掻き口説きますので...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...掴（つか）まえて口説き落そうとでも云うのか...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...そこへウッドリが口説きに来るという手はずだった...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...とうとう口説き落されて...
豊島与志雄 「女と帽子」
...哀れな状態を口説き続けた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...口説き度（た）くなるだろうよ」「若くなくたって...
野村胡堂 「黄金を浴びる女」
...口説きも何うもしねえが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...倅に日本一の嫁を貰うんだからと嫌がる大黒屋へ人橋架（か）けて口説き落し...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...豫（かね）て知り合ひの越前屋を口説き落したんで」「フーム...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...無理に堅い父親を口説き落すようにして人の妾（めかけ）になった...
森鴎外 「雁」
...病人は頻（しき）りに口説き立てる...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...苦心惨憺の末せっかくある美人を口説き落したのに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...やがて自分たちを口説き落しに来るだろう...
矢田津世子 「父」
...Ｔ「親分の口説き方はなってない」半次が「何故？」と問えば...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...石秀がうるさく自分に口説き寄って困るなどとぬかしたろうが」「……すみません！ あれはまったく私の一時のつくり言...
吉川英治 「新・水滸伝」
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