...口碑のいい商品は、口承によって広まる...
...彼女の口碑はとても高い...
...時の政治家がトキユタの跋扈(ばっこ)を憂いこれを抑えようとしてやりそこなって一層跋扈(ばっこ)させたという口碑があります...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...口碑によると武久田大時(『混効験集』に「もくだよのかね是も時取の名人也」とあり)の高弟のきやのち(前に御話いたしましたきやのちぬきまるのこと)と東方(あがりかた)カニーという二人がこういう神通力をもっている...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...世人の口碑に伝唱して誇称したる美話佳談が一朝にして抛棄せらるるは人情惜むべきが如きも事実は奈何ともする能はず...
津田左右吉 「史論の流行」
...口碑的豪傑の價値は茲に在りといふべしだ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...そういう歴史口碑は...
中里介山 「大菩薩峠」
...すなわち「ベリイルランメール島の沿革および口碑...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...共に祖先の口碑(こうひ)をともにして...
福沢諭吉 「旧藩情」
...『東洋口碑大全』に引いた『神社考』には...
南方熊楠 「十二支考」
...而(しか)してこの通りの口碑を持つ古城跡が諸国に多くある...
南方熊楠 「十二支考」
...わたくしは或は口碑が若主人を嫡子と錯(あやま)つたので...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...最初に行き当る資料は必然に口碑(こうひ)でなければならぬのだが...
柳田国男 「海上の道」
...この話の半分似た口碑は...
柳田国男 「海上の道」
...箒や熊手に関する俗信や口碑(こうひ)にも...
柳田国男 「年中行事覚書」
...誤って一方を殺して悔い嘆いて鳥になったという類の口碑(こうひ)が...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...越中立山の口碑では...
柳田国男 「山の人生」
...口碑の殆ど全部が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...また戻されたなどという口碑もあり...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...こういう村の口碑が彼の死後百年ちかい後の記述にも筆にされる理由には...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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