...口碑のいい商品は、口承によって広まる...
...彼女の口碑はとても高い...
...この口碑が伝わっていない国は...
芥川龍之介 「さまよえる猶太人」
...口碑によると武久田大時(『混効験集』に「もくだよのかね是も時取の名人也」とあり)の高弟のきやのち(前に御話いたしましたきやのちぬきまるのこと)と東方(あがりかた)カニーという二人がこういう神通力をもっている...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...口碑の伝うる所に依れば彼は十八歳にして父を失い...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...かゝるめでたき御哥もありて人の口碑(こうひ)にもつたふ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...辞世(じせい)とて口碑(こうひ)につたふる哥に「岩坂の主(ぬし)を誰(たれ)ぞと人(ひと)問(とは)ば墨絵(すみゑ)に書(かき)し松風の音」遺言(ゐげん)なりとて死骸(なきから)を不埋(うづめず)...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...世人の口碑に伝唱して誇称したる美話佳談が一朝にして抛棄せらるるは人情惜むべきが如きも事実は奈何ともする能はず...
津田左右吉 「史論の流行」
...以上は口碑に重(をも)きを置(を)きての説なり...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...恐らくは口碑的豪傑の多く輩出した爲であらふと考へる...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼等は正さしく口碑的豪傑の尤なるものである...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...『東洋口碑大全』に引いた『神社考』には...
南方熊楠 「十二支考」
...そのまま家へ持ち帰れば皆馬糞に化(な)るという(『東洋口碑大全』七六二頁)...
南方熊楠 「十二支考」
...口碑に羊を欠如するに同じく...
南方熊楠 「十二支考」
...又伊沢氏の口碑に太田方(はう)の狩谷斎の門人なることを錯(あやま)り伝へてゐるのを聞いて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...カラカラジ竹原の雀おらもチョチョジに負けねでしゃべろというのがあるが(『津軽口碑集』)...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...いうのだとも語られている(『小谷口碑集』)...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...他の辺土に比べてはこの口碑が一層弘く...
柳田国男 「山の人生」
...村の名の鬼沢と産土(うぶすな)の社の名の鬼ノ宮とは果して今の口碑の結果であるか...
柳田国男 「山の人生」
...この随筆の方に収めた内容は、すべて小説化しない武蔵の伝記、史料、遺蹟、口碑、遺墨など、そのままの物を、素材のまま、ならべてある...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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頭の先から足の先まで 虫の知らせ イロハのイ
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