...口碑のいい商品は、口承によって広まる...
...彼女の口碑はとても高い...
...よほど古くからあった口碑と思われる...
伊波普猷 「土塊石片録」
...四月廿五日 評定所御物奉行申口これはじつに口碑と一致しているように思われます...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...また現今の口碑、儀式等が歴史研究の参考となるごとくに、現今の動物を比較解剖して、ある動物の進化の経路を知るための材料を獲ることもある...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...アイヌの口碑は是に反して何れの地に於けるも一樣なり...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...其一はアイヌの傳ふる口碑(こうひ)...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...アングロサキソン人種の武士道的理想は此漠然たるケルティツク王の口碑を藉りて表現し...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...おとぎ話や伝説口碑のようなものでも日本の自然とその対人交渉の特異性を暗示しないものはないようである...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...恐らくは口碑的豪傑の多く輩出した為であらふと考へる...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...種々の記録や口碑よりも...
豊島与志雄 「話の屑籠」
...口碑は否と答える...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...やはり農家でないと本当の雪形の口碑は伝わらぬものかと長大息した...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...口碑に拠るに又居室の潔ならむを欲した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...文献も口碑(こうひ)もこの方面には伝うるところが少ない...
柳田国男 「海上の道」
...いずれも城址だという口碑がある...
柳田國男 「地名の研究」
...その矢石に化したりという口碑がある(封内風土記)...
柳田國男 「地名の研究」
...ないしは覚束(おぼつか)ない口碑の中などに...
柳田国男 「山の人生」
...口碑(こうひ)が多い...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...唯(ただ)口碑(こうひ)の伝ふる所に拠(よ)れは...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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