...口碑のいい商品は、口承によって広まる...
...彼女の口碑はとても高い...
...また現今の口碑、儀式等が歴史研究の参考となるごとくに、現今の動物を比較解剖して、ある動物の進化の経路を知るための材料を獲ることもある...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...高徳(かうとく)の聞えは今も口碑(うはさ)にのこれり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...記録文書並びに口碑伝説は...
高木敏雄 「比較神話学」
...是等を括(くく)り合するには諸種の繩(なわ)及び蔦蔓(つたづる)の類を用ゐしなるべし●室内の有樣室内(しつない)の有樣に付きては口碑(こうひ)存せず...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...田中正造翁などは口碑的豪傑である...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...口碑的豪傑の価値は茲に在りといふべしだ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...それで例へば口碑の研究をするとか...
内藤湖南 「近畿地方に於ける神社」
...外国殊に熱地その類多い処では蛇に負けぬほどこれに関する迷信口碑が多い...
南方熊楠 「十二支考」
...而(しか)してこの通りの口碑を持つ古城跡が諸国に多くある...
南方熊楠 「十二支考」
...そのまま家へ持ち帰れば皆馬糞に化(な)るという(『東洋口碑大全』七六二頁)...
南方熊楠 「十二支考」
...その二百二わたくしは此に蘭軒の嫡子榛軒の新婦飯田氏志保の素性に就て伊沢分家口碑の伝ふる所を書き続ぐ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...最初に行き当る資料は必然に口碑(こうひ)でなければならぬのだが...
柳田国男 「海上の道」
...これを口承文芸もしくは言語芸術といいあるいは口碑という語にどうかしてその全部を含ませるようにしたいとも思っている...
柳田國男 「地名の研究」
...名称と口碑とがいつか湾内の砂嘴に移って来たものと見られる...
柳田國男 「地名の研究」
...箒や熊手に関する俗信や口碑(こうひ)にも...
柳田国男 「年中行事覚書」
...近頃私の聞いた青森県八戸(はちのへ)附近の口碑に...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...各地それぞれに異なる口碑が多いからである...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...この波紋が伝説となり神話となり口碑となっていつまでも残る...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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