...口碑のいい商品は、口承によって広まる...
...彼女の口碑はとても高い...
...口碑の伝うる所に依れば彼は十八歳にして父を失い...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...口碑には伝わっていないが...
田中貢太郎 「蛇怨」
...田中正造翁などは口碑的豪傑である...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...口碑的豪傑が益々市井の間に持て囃さるゝやうになつたのである...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼等は正さしく口碑的豪傑の尤なるものである...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...口碑的豪傑が益々市井の間に持て囃さるゝやうになつたのである...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...鵜飼の三次に行はれた起源は詳かにしないが、口碑によれば、天文永禄のころ毛利氏に亡された尼子浪人が、この地の磧洲に伏屋を結び、活計をたてたのに始まるといひ、当時夜そこからは細燈が漏れ、慈老鳥の啼き声しばしば市人の哀愁をひいたと伝へられる...
中村憲吉 「三次の鵜飼」
...やはり農家でないと本当の雪形の口碑は伝わらぬものかと長大息した...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...東京の「遊楽街(リユ・ド・プレエジール)」の伝説口碑に通暁しているすぐれた土俗学者たちだ...
久生十蘭 「金狼」
...また土砂にては辰砂 岩緑青(ろくしやう)等に類するもの有(何れも漁人の口碑に傳ふるを筆記し置しなり...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...外国殊に熱地その類多い処では蛇に負けぬほどこれに関する迷信口碑が多い...
南方熊楠 「十二支考」
...古いヘブリウ口碑を集めた『ミドラシュ・アブクヒル』に次の譚あり...
南方熊楠 「十二支考」
...その百九十わたくしは上(かみ)に伊沢分家の口碑の伝ふる所に係る蘭軒歿時の事二条を挙げた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...伝えらるる口碑(こうひ)を聞き洩(も)らさじと私は書き取りました...
柳宗悦 「民藝四十年」
...箒や熊手に関する俗信や口碑(こうひ)にも...
柳田国男 「年中行事覚書」
...古くからの島民の口碑伝説...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...葵は、礪波山で戦歿したとか、安宅附近で戦残したなどの説もあるが、口碑の程度で、確証は何もない...
吉川英治 「随筆 新平家」
...また戻されたなどという口碑もあり...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??