...口碑のいい商品は、口承によって広まる...
...彼女の口碑はとても高い...
...これらの神話は口碑によって草昧の時代から文化の進んだ時代まで保存されてきた...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...口碑によると武久田大時(『混効験集』に「もくだよのかね是も時取の名人也」とあり)の高弟のきやのち(前に御話いたしましたきやのちぬきまるのこと)と東方(あがりかた)カニーという二人がこういう神通力をもっている...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...口碑の伝うる所に依れば彼は十八歳にして父を失い...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...記録文書並びに口碑伝説は...
高木敏雄 「比較神話学」
...故土の口碑に近いものだと私は思つてゐるので...
太宰治 「清貧譚」
...○コロボツクル風俗考 第三回(畫參看)理學士 坪井正五郎●冠り物總説冠り物に關しては口碑(こうひ)更に無し...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...口碑(こうひ)遺跡(ゐせき)共に存せず...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...アイヌ間に存(そん)する口碑(こうひ)に由ればコロボックルは又木製(もくせい)の皿をも有(いう)せしが如し...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...おとぎ話や伝説口碑のようなものでも日本の自然とその対人交渉の特異性を暗示しないものはないようである...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...口碑は否と答える...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...口碑を採用せし點は至つて少く...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...歴史口碑(こうひ)を共にし...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...然るに伊沢氏の口碑には一の異聞が伝へられてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...伊沢氏の口碑に草鞋(わらぢ)を脱いだと云ふのは...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...前に挙げた陸中化粧坂の薬師堂に美女を以て池の神の牲(いけにえ)とした口碑を伝えるのも...
柳田国男 「年中行事覚書」
...海尊仙人が住んでいたという口碑あり...
柳田国男 「山の人生」
...善き姥は遠く汲んでその労を報いられたという口碑などと同じ系統の古い形であることは...
柳田国男 「山の人生」
...永く之を口碑に伝へんとするに在らば...
山路愛山 「詩人論」
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