...………」この庄吉と云うのは口数の多い方なので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...―――平素から口数の多い...
谷崎潤一郎 「細雪」
...平素から口数の多い夫人ではあるが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...相変らず口数の多い彼女は...
夏目漱石 「道草」
...久三郎は親の久蔵に似ぬ、少し頑固らしい感じの三十男で、その妹のお染は、十九というにしては少しませた、口数の多い、お転婆娘らしいところが、たまらない魅力でもあるといった性(たち)の娘です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...御主人を仇(かたき)のように思い込んでいる様子でございますが――」藤助はよくよく口数の多い男でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お寺の梵妻(だいこく)のしつっこい程(ほど)口数の多い事だった...
水上滝太郎 「果樹」
...姉にとっては口数の多い飯尾さんは苦手らしかった...
矢田津世子 「父」
...口数の多いのは小松の生れつきであるが...
山本周五郎 「菊屋敷」
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