...わづかに内密の代筆や飜譯で口を糊するに過ぎませんでした...
石川三四郎 「浪」
...かくてはとうてい夫婦の口を糊するに足らないので...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...其の次第に増加する人口を糊するに足りなくなる...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...なんぞやかの人民はひとり自家の口を糊するにとどまらず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...口を糊するを得ず...
福沢諭吉 「学問の独立」
...彼はしばらく母校の仕事の手傳や家庭教師の仕事などをして口を糊するよりほかはなかつた...
堀辰雄 「モオリス・ド・ゲランと姉ユウジェニイ」
...やうやう口を糊することの出來るだけで滿足した...
森林太郎 「高瀬舟」
便利!手書き漢字入力検索