...彼はめったに口をきかないで...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...あんなにおしゃべりだった中尉はその間一言も口をきかないばかりか...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「恐怖の幻兵団員」
...また務めて貧を求めなければならないこともないでしょう」馬がそれっきり口をきかないので...
田中貢太郎 「黄英」
...それきり今日までハズは一ぺんも口をきかない……...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...もう一言も口をきかないで...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あまり口をきかないくせに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...もう誰もあまり口をきかないのであった...
原民喜 「霧」
...拇指ひとつ鼻にふれずに宙で吸ひこんでしまつた――が依然として口をきかない...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...滅多に口をきかないくせに口をきくとなると...
平林初之輔 「華やかな罪過」
...誰ひとり口をきかないので...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...なんにも口をきかないほどであった...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...一言(ひとこと)も口をきかないで...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...何にも口をきかないで...
堀辰雄 「麦藁帽子」
...この男にしては例の無い一言も口をきかないで須永の顔ばかり穴のあくように見ていたのが...
三好十郎 「冒した者」
...すっかり片意地になって誰とも口をきかないこと...
山本周五郎 「さぶ」
...三右衛門はあまり口をきかない温厚な人で...
山本周五郎 「日本婦道記」
...「なんで幾日も私に口をきかないのかしら? ……」どこかで...
吉川英治 「江戸三国志」
...起きてから私が一言も口をきかないので...
吉行エイスケ 「孟買挿話」
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