...草叢の間を歩いているときなどは余程近くに在っても中々見定めにくいのであるが...
飯田蛇笏 「茸をたずねる」
...」「反訳叢書(ほんやくそうしょ)は本月うちに発兌(はつだ)せんといひしを如何にせしやらん...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...夕ぐれ近い高原の叢に...
立原道造 「夏秋表」
...彼方(あち)此方(こち)に矮(ひく)い叢(むら)をなす萩(はぎ)はすがれて...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...* 理想型という概念は M. Weber : Methodische Grundlagen der Soziologie.――坂田太郎氏訳『社会学の方法的原理』(哲学論叢32)に見られる...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...すぐりや接骨木(にわとこ)や莢叢(がまずみ)やライラックの叢(しげ)みの中から...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...草叢の露は私の素足を濡らす...
外村繁 「澪標」
...叢(くさむら)をかき回し石を起こし「獣」をさがし...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一叢の躑躅(つつじ)の蔭に崩折(くずお)れていると...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...これは去年病中に『水滸伝(すいこでん)』を読んだ時に、望見前面、満目蘆花、一派大江、滔々滾々、正来潯陽江辺、只聴得背後喊叫、火把乱明、吹風胡哨将来、という景色が面白いと感じて、こんな景色が俳句になったら面白かろうと思うた事があるので、川の景色の聯想から、只見蘆葦叢中、悄々地、忽然揺出一隻船来、を描き出したのだ...
正岡子規 「句合の月」
...ところどころに樺の矮樹が叢生して...
松濤明 「春の遠山入り」
...水際の叢にはまつ白な山百合の花が...
水野仙子 「道」
...叢葦覆岸烟生午...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...女竹のひと叢(むら)...
山本周五郎 「新潮記」
...あちらこちらの草叢(くさむら)の中から兵士たちは動かぬ真油を中心に馳け寄って来た...
横光利一 「日輪」
...あれに見える一叢の林中に...
吉川英治 「三国志」
...四人は忍びながら林の中を通りすぎて例の叢の小門(しょうもん)に近づいた...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
...恐らく二度とは訪ねられないであらうその杉叢が...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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