...彼には受身の性格がある...
...受身形にすると、あの文章がより自然になる...
...受身の態度では何も解決できない...
...この問題は受身になって考えるのではなく、自分で行動することが必要だ...
...彼女は受身の姿勢で、自分から素直に意見を言わないことがある...
...それは全然(ぜんぜん)受身(うけみ)の状態(じょうたい)に置(お)かれ...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...欧州列強に対し甚だ弱気で全く受身であったから...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...それはネガティブであり受身なものだ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...ただ受身の何か、それが動き行動していることを肉体的に感じ見まもっているだけではないか...
中井正一 「過剰の意識」
...ただの受身ではなくなり...
中井正一 「言語は生きている」
...つい十日あまりを水の写生で暮してしまいました」駒井甚三郎は始終受身で...
中里介山 「大菩薩峠」
...むらむらとそれを受身にとって来る...
中里介山 「大菩薩峠」
...陽(活性のある、確固たる原理、原始的な暖かさ、光)はふつう天によって代表され、陰(受身的、否定的原理、本来の湿度、暗さ)は地により代表される...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...それに受身になって運命に左右せられていないで...
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」
...そして私は何もかも受身(うけみ)の生活には飽々(あき/\)してゐたのだ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...そは客観的の歌は受身の官能に依ること多けれど...
正岡子規 「あきまろに答ふ」
...受身の享樂しか彼は識らなかつた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...自力で整理するだけの自主的な「考える力」を必死に否定してあらゆる矛盾した外部の状況に受身に...
宮本百合子 「女の手帖」
...見ろい、同じ土地の近くの同じ百姓同士が、これほど頼んでも書いてくれようというもの一人もいねえのは何だ? え、段六公、同じ百姓でいながら、その百姓仲間のためにしたことで兄貴がこんな目にあっているの、目の前に見ていながら、みすみす煮(にえ)湯ば呑まして知らん顔をしているのだぞ! (段六が何か言おうとするのに押しかぶせて)うう、百姓は弱え、受身だ、弱えとまたお前言う気だろが? 知ってら! それがどうしたてやおら達今朝っからここへ坐って膝もすりむけたし、通る百姓の一人づつに拝み続けだぞ! (再び下から叩きの響き)ううっ! あっ! (両手で顔を押える)……ああ段六公、おら帰ろうてや、連れてってくれ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...先生はそれまでの受身の態度を投げ捨てて大東亜共和国聯邦論者として積極的に動き出した恐怖は既になくなっていた正直に腹の底から闘った――それを私は信じます先生はその時...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...(c)受身に生れつきたれば(セネカ)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自然と受身になりながら...
吉川英治 「江戸三国志」
...受身になった日本左衛門と組みついた金吾と...
吉川英治 「江戸三国志」
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