...彼には受身の性格がある...
...受身形にすると、あの文章がより自然になる...
...受身の態度では何も解決できない...
...この問題は受身になって考えるのではなく、自分で行動することが必要だ...
...彼女は受身の姿勢で、自分から素直に意見を言わないことがある...
...さうしてこんな場合に於いては受身になる者よりも働きかける者の方が下等なのだ――と彼は腹立紛れにこんなことを思つた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...まして社會に立つて受身の位置にある女性として男子に思はれるといふことの不快なるべき筈がない...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...どうも古代から受身のせいか...
谷譲次 「踊る地平線」
...村尾さんはいつも受身の方で...
豊島与志雄 「千代次の驚き」
...ただ受身の何か、それが動き行動していることを肉体的に感じ見まもっているだけではないか...
中井正一 「過剰の意識」
...受身でじゅうぶんに知らなくてはならない...
中井正一 「過剰の意識」
...受身の自分を意味する)なる言葉が...
中井正一 「言語は生きている」
...むらむらとそれを受身にとって来る...
中里介山 「大菩薩峠」
...陽(活性のある、確固たる原理、原始的な暖かさ、光)はふつう天によって代表され、陰(受身的、否定的原理、本来の湿度、暗さ)は地により代表される...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...それに受身になって運命に左右せられていないで...
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」
...自分のみが決して空々しく受身なものではなかつた...
牧野信一 「蔭ひなた」
...相手の殆ど乱暴に近い博徒流の攻撃に押されて手が出ず受身...
三好十郎 「斬られの仙太」
...受身(うけみ)だ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...それも、ただ、受身の、しようことなしの推測に過ぎない...
三好十郎 「肌の匂い」
...(c)受身に生れつきたれば(セネカ)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(c)見せびらかすには適しない(b)単なる受身のものを与えたのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いつも受身だったのが...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...いっこうに受身の彼のほうは切迫した反射を示さないのである...
吉川英治 「新書太閤記」
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