...彼には受身の性格がある...
...受身形にすると、あの文章がより自然になる...
...受身の態度では何も解決できない...
...この問題は受身になって考えるのではなく、自分で行動することが必要だ...
...彼女は受身の姿勢で、自分から素直に意見を言わないことがある...
...Qとの關係に於いては彼は常に受身だつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...さうしてこんな場合に於いては受身になる者よりも働きかける者の方が下等なのだ――と彼は腹立紛れにこんなことを思つた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...西山がどうかすると受身になりたがるガンベの渡瀬に対してつけつけと無遠慮をいった...
有島武郎 「星座」
...始終受身に許りなつて口寡(くちすくな)にのみ応答してゐた...
石川啄木 「天鵞絨」
...と言われて八蔵受身になり...
泉鏡花 「活人形」
...ただ絶對的に受身の状態で待つてゐた...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...私の物腰にも受身の形が現れるらしい...
外村繁 「澪標」
...私たちはただ受身で立ったり歩いたりしているだけである...
中井正一 「過剰の意識」
...女というものは受身で...
中里介山 「大菩薩峠」
...いつのまにか受身が受けられるような立場となって...
中里介山 「大菩薩峠」
...あのとき突返した自分の受身が...
中里介山 「大菩薩峠」
...佐治君に對しても受身になつてしまつた...
長塚節 「教師」
...二人の立ち廻りは今姉の自白するように受身のものばかりでは決してなかった...
夏目漱石 「道草」
...そして私は何もかも受身(うけみ)の生活には飽々(あき/\)してゐたのだ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...受身の享樂しか彼は識らなかつた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...自力で整理するだけの自主的な「考える力」を必死に否定してあらゆる矛盾した外部の状況に受身に...
宮本百合子 「女の手帖」
...ともすると受身になる...
吉川英治 「剣難女難」
...受身の体(たい)であった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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