...人間のほうから言って最も受動的な方法である...
寺田寅彦 「柿の種」
...処が人間の経験は元来決してそうした受動的なものではない...
戸坂潤 「技術の哲学」
...或る人は理解を何かしら受動的なものとして考える...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...感性は単に受動的な受容性の能力にしか過ぎなくなり...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...その限り矢張り受動的な性質を免れていない...
戸坂潤 「思想としての文学」
...彼は受動的な役目を演ずべき人間ではなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一度受動的な状態に陥ると...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「彼の宿命のごとく思はれる受動的なるものを何か能動的なるものに變へんとする」努力...
堀辰雄 「プルウスト雜記」
...」一見あまりにも受動的な刻印があるにもかかわらず...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...更にその意識を単に受動的なものと考えた...
三木清 「哲学入門」
...経験は単に受動的なものでなく...
三木清 「哲学入門」
...受動的な直観においてでなく...
三木清 「哲学入門」
...経験は我々が対象から触れられることとして受動的なもの...
三木清 「哲学入門」
...単に受動的な態度でもなく...
三木清 「哲学入門」
...これらの諸活動をも受動的なものとし...
三木清 「認識論」
...勉強な女大学生(受動的な)のように考えていたらしくて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...只おとなしいなんかという受動的なのではないから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...受動的な無関心はすつかりなくなつていた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
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