...人は環境に対して受動的な地位にあるのみではなくして...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...しかるに今たしかに私のうちには感覺する或る受動的な能力...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...直観は直接的な与えられた状態を意味するにしても決して或る哲学者達の考えたような受動的なものを意味すべきではない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...その限り矢張り受動的な性質を免れていない...
戸坂潤 「思想としての文学」
...受動的な政治的自由主義を指すことが往々だからである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...変更を許さざるもの、直接なるもの、正規なるもの、幾何学的なるもの、受動的なるもの、完全なるものが、撓(たわ)んだのである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「彼の宿命のごとく思はれる受動的なるものを何か能動的なるものに變へんとする」努力...
堀辰雄 「プルウスト雜記」
...」一見あまりにも受動的な刻印があるにもかかわらず...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...適応といっても単に受動的なものでない...
三木清 「哲学入門」
...更にその意識を単に受動的なものと考えた...
三木清 「哲学入門」
...経験は単に受動的なものでなく...
三木清 「哲学入門」
...経験は我々が対象から触れられることとして受動的なもの...
三木清 「哲学入門」
...これらの諸活動をも受動的なものとし...
三木清 「認識論」
...緊張と中絶との全然受動的なくり返しで...
宮本百合子 「芸術が必要とする科学」
...勉強な女大学生(受動的な)のように考えていたらしくて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...却って受動的な(客観的には)ことになったと思う...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...歴史は人を受動的ならしむ...
山路愛山 「凡神的唯心的傾向に就て」
...受動的な無関心はすつかりなくなつていた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
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