...そうでなければ取止めることが出来た命を...
江戸川乱歩 「赤い部屋」
...結局こんな風な取止めもないものに過ぎませんでした...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...取止めのない男の気持や言草(いひぐさ)が何だかふは/\してゐて...
徳田秋聲 「或売笑婦の話」
...いろんな取止めもない妄想に耽りながらも...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...この夢の全く取止めようのないのに呆(あき)れているのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...取止めもありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...親爺の答は取止めもなく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それまでは解りませんが――」権次郎の言うことは一向取止めもなかったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それまでは解りませんが――」權次郎の言ふことは一向取止めもなかつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...父さん」孫三郎は父親の命を取止めようと骨を折りましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...なんとしてもこの番頭の命を取止めようと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これほどまで操といふものを取止めて置いただけ憐んで遣つて呉れ...
樋口一葉 「うつせみ」
...ちつとは精を出して取止めるやうに心がけたら宜(よ)かろ...
樋口一葉 「にごりえ」
...それのお取止めお願え申そうとは私等思っていましねえで...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...アノ取止めのない空想とか...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...質子の首を伊丹城中へ送りつけることは取止めぬぞ...
吉川英治 「新書太閤記」
...こっちの先手を越して道者船を取止めたのに違えねえ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...朝がけを取止めたからには...
吉川英治 「源頼朝」
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