...とにかくそれは取止めになり...
梅崎春生 「狂い凧」
...サンキス号はオルタへの入港を取止め...
海野十三 「地球発狂事件」
...取止めのない男の気持や言草(いひぐさ)が何だかふは/\してゐて...
徳田秋聲 「或売笑婦の話」
...取止めもない空想に耽りだした...
豊島与志雄 「鯉」
...取止めもありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...取止めの無い顏で日暮れを待ちました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何の取止めたこともありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一向取止めもありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...諸説みだれて取止めたる事なけれど...
樋口一葉 「にごりえ」
...夕暮は遠い空の雲にさえ取止めもない想いを走らせてしっとりと心もうちしめりわけもなく涙ぐまれる悲しい癖を幼い時から私は持っていた...
水上滝太郎 「山の手の子」
...老人の話は茫漠として取止めのない断片であって...
山本周五郎 「麦藁帽子」
...アノ取止めのない空想とか...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...その日のこともあるので評議は一応取止め...
吉川英治 「三国志」
...質子の首を伊丹城中へ送りつけることは取止めぬぞ...
吉川英治 「新書太閤記」
...こっちの先手を越して道者船を取止めたのに違えねえ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...お取止めの御諚(ごじょう)あるからには...
吉川英治 「宮本武蔵」
...武蔵の就任取止めの沙汰を...
吉川英治 「宮本武蔵」
...お取止めに」「――とも知らずに...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??