...取次ぎの小厮(しょうし)に聞けば...
芥川龍之介 「秋山図」
...内証(ないしょ)で旦那様へ取次ぎますよ...
芥川龍之介 「母」
...そこに出て来た婢衆に取次ぎを頼むと...
近松秋江 「狂乱」
...お茶の運び工合から蒲団の直しよう、煙草盆の火の埋(い)け方、取次ぎのしかた、光沢拭巾(つやぶきん)のかけ方などを、少しシャがれたような声で舌速(したばや)に言って聴かせた...
徳田秋声 「足迹」
...取次ぎの女房お靜を面喰はせたものがあります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...わたしは取次ぎをまって佇んでいた...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...取次ぎの書生の苦情もかしまし...
三宅花圃 「藪の鶯」
...私の癇癪と局部の疼きはこれらの電話の取次ぎで...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...あたし取次ぎなんかしなかったかもしれないわね...
山本周五郎 「さぶ」
...お取次ぎを願いたいのは...
山本周五郎 「山彦乙女」
...知らせるまで取次ぎはならぬ...
山本周五郎 「山彦乙女」
...すぐに取次ぎます」「どうかお願い致します...
夢野久作 「鉄鎚」
...よろしく台下にお取次ぎあらんことを」再拝して...
吉川英治 「三国志」
...「お取次ぎ下さい...
吉川英治 「新書太閤記」
...お取次ぎしてみた所で...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...「お取次ぎねがいたい...
吉川英治 「親鸞」
...取次ぎに去ったまま...
吉川英治 「平の将門」
...お顔をかしてあげて下さい」まるで頼むような取次ぎである...
吉川英治 「梅里先生行状記」
便利!手書き漢字入力検索