...未発表の部分の単なる標本として之(これ)を取扱い...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...しかしこの雷と雀の鳴き声の如き取扱いをしている句は...
海野十三 「江戸推理川柳抄」
...「僕はただ正当な取扱いを頼んでいるだけなんだ...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...最も懇篤(こんとく)に取扱いくれたるはうれし...
関寛 「関牧塲創業記事」
...すなわち極めて単純でいたって一般的なもののみを取扱い...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...何でも手近な題目を取扱い...
寺田寅彦 「雑感」
...こういう対象の取扱い方は実に科学者がその科学的対象を取扱うのと著しく類似したものである...
寺田寅彦 「漫画と科学」
...家庭――この言葉を吾々は平素余り無責任に取扱いすぎていた...
豊島与志雄 「バラック居住者への言葉」
...それについて同様な取扱いをすればよい...
中谷宇吉郎 「農業物理学夜話」
...その取扱い方がまるでちがっていた...
中谷宇吉郎 「ものは考えよう」
...我慢のならない小使の地位と教師による侮辱的な取扱いとが突然の絶望のなかで自分にいっさいの顧慮を忘れさせたのだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...取扱いの緩厳は日本の抵抗期間によって決定されるだろう〉という東亜むけの放送を聞いていましたので...
久生十蘭 「だいこん」
...手荒な取扱いを厭われるげな気味合で...
久生十蘭 「玉取物語」
...フランスにおける新教に対する取扱いは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この学術の取扱い方において先人たちとは全く異なった道をとった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...地神もいささかくすぐったそうな昨日に変る鄭重な取扱い...
山本笑月 「明治世相百話」
...宮廷における“関東御用取扱い役”であった...
吉川英治 「私本太平記」
...老いたるトルレスを助けつつ日本の習慣や信者の取扱い方についてのトルレスの貴重な体験を学び取るために...
和辻哲郎 「鎖国」
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