...無礼な乗客の姿に接することが...
上村松園 「車中有感」
...王侯に接するごとくせよ...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...この盒(ロケット)の中に微笑んでいるカムレッシ王女の姿に接する時...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...膚(はだへ)に密接するもの...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...私は必然的に菱形は圓に内接すると認めねばならないであらうが...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...彼れは初めて伊藤侯の謦咳に接すると同時に...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...伯は実に無冠の外務大臣として外人と応接するものにあらずや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...生地のままの安らかな心地で接することが出来た...
豊島与志雄 「運命のままに」
...學ぶ者がその器によつて直ちに道に接することが出來たので...
内藤湖南 「章學誠の史學」
...その淡墨と濃墨との接する処は極めて無造作(むぞうさ)であつて...
正岡子規 「病牀六尺」
...けれどもほとんどその史実に接することができない...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...東西古今のあらゆるすぐれた人に接することができるというのは読書における大きな悦びでなければならぬ...
三木清 「如何に読書すべきか」
...労働者弾圧にも動員される右翼の暴力団の生活に近接する機会をもつようになって...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第十五巻)」
...美しい明石の浦の風景に接する日のまたないであろうことを思うことで心のめいることもあった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その声に接すると...
吉川英治 「新書太閤記」
...その水に接する所には兩側とも葭(よし)だか眞菰だか深く淺く茂つてゐる...
若山牧水 「水郷めぐり」
...豊後以外の地の信者は宣教師に接することが出来なかった...
和辻哲郎 「鎖国」
...過ぎ行かざる永遠のものの光に接する...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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