...その取付きの一構え...
伊藤左千夫 「紅黄録」
...店先の袢天著は取付き易いが...
魯迅 井上紅梅訳 「孔乙己」
...偃松帯に取付きて...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...一つの棒杭に漸く取付きて...
大町桂月 「多摩川冒險記」
...手にさげて来た風呂敷包みを片隅に置いてしばしぼんやり立っていたが、取付き場がなく、味気(あじき)なくてしようがないので、押入れから布団(ふとん)を引きずり出してその中へもぐり込んだ...
相馬泰三 「六月」
...三四人の者が口口に何か叫びながら潰れた家の取付きの所で騒いでいた...
田中貢太郎 「変災序記」
...階段のすぐ取付きは六畳の汚(よご)れた座敷で...
近松秋江 「黒髪」
...すぐ取付きの表の間には壁の隅(すみ)に二枚折りの銀屏風(ぎんびょうぶ)を立て...
近松秋江 「霜凍る宵」
...今度は着物に取付きました...
中里介山 「大菩薩峠」
...今度は井戸桁に取付きました...
中里介山 「大菩薩峠」
...ホンの小沢より河原へ下る=河原(一二・〇〇〜一二・一〇)―マチバ吊橋(一二・二五)―マチバ(一二・四〇)―※(一二・四五〜一三・三〇)〈−2°〉―第三吊橋(一三・五〇〜一四・〇〇)―沢に入る(一四・五〇〜一五・一〇)―側稜取付き(一五・二〇)―針金と同高(一六・〇〇〜一六・〇五)〈−3°〉―リッジ(一六・三五〜一六・四五)〈−4°〉―P2キャンプ(一七・〇〇)炊事始―十八時...
松濤明 「槍ガ岳」
...幾らともなく横さらふ角鹿の蟹樣の物が取付き這廻る...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...なにか商売にでも取付きたいと思って旅に出た...
山本周五郎 「風流太平記」
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