...革命後中央に収まる金は僅かに二千万両(テール)に過ぎぬ...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...どうせ三人こないになったら無事に収まるはずあれしませんさかい...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...指輪が見つかったときその疑問も収まる...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...ヒステリイもやがては収まる時が来なければならなかった...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...いつでも胃の中に収まるべきものである...
夏目漱石 「一夜」
...その響が収まると前よりも倍静かになる...
夏目漱石 「坑夫」
...前年の二重政府的情勢もこれで収まるかに見えた...
服部之総 「尊攘戦略史」
...そのガラス管が錘の内へ収まるやいなや...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...あらかじめ無事に収まる地震の分ってる奴等が...
葉山嘉樹 「牢獄の半日」
...いずれは彼の骨も収まるにちがいない...
原民喜 「死のなかの風景」
...それぞれ何処かの家の戸棚に収まるのだらう...
原民喜 「火の子供」
...手の震えが収まると...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...怒りが収まると哀れな姿だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...ザラ……浮くだけ浮いたらこんな歯の病ひなんて収まるだらう――私は...
牧野信一 「悪筆」
...ぶくりんの行状さへ収まるならば...
牧野信一 「月あかり」
...騒々しい喚きは次第に収まるのであつた...
牧野信一 「剥製」
...一寸四方の箱に収まる蚊帳(かや)を持ちいると聞き...
南方熊楠 「十二支考」
...しかしこの荒天も暁までには収まるだろう」と...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索