...「救ひ」の道に於ける自己の現在の位置を正直に反省することを敢てせざる大言壯語の徒か...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...一の香を焚いて反省する...
種田山頭火 「其中日記」
...ひそかに反省することもあり...
徳田秋声 「縮図」
...それ故人々が論理を観想的に取り扱うことによって之を反省する時...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...それ故妥当はその動機を反省することによって...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...はじめて我が身に反省することを知り...
中里介山 「大菩薩峠」
...兎に角おまへを反省させた俺が悪かつた」「だつてあなたにはあたしが反省するやうな話をしかけずにはゐられなかつたんです」「黙つてればよかつた」「やつぱり何時かは別れることを日に日により意識しながら...
中原中也 「不可入性」
...われはたしてかかる大理想ありや否(いな)やを反省する必要があると思う...
新渡戸稲造 「自警録」
...反省する)高山からここまではかれこれ十四里もあるだろうから...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...又も反省する)ここなら...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...主人公は刺戟によつて反省するだけだ...
北條民雄 「覚え書」
...今度の旅行はそれについて反省する動機を...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...反省することがない...
三木清 「哲学入門」
...自分はそれをいかなる心持を以て反省するでしょうか...
宮本百合子 「偶感一語」
...その反省を行う自己を反省するというように...
宮本百合子 「芸術が必要とする科学」
...そのことを反省する意味でもゴッホの絵は...
三好十郎 「ゴッホについて」
...しかしこの事があって以来吾々は在野で独立して美術館を建てる使命を強く反省するに至って...
柳宗悦 「四十年の回想」
...民族的本性を反省するに遑なく...
吉川英治 「折々の記」
便利!手書き漢字入力検索