...僕は自分の穢さと低さとを反省する毎に正しき人の怒りが自分の頭上に爆發することを當然と思はないことはなかつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...「救ひ」の道に於ける自己の現在の位置を正直に反省することを敢てせざる大言壯語の徒か...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...自分の不安な戀を反省することもうち忘れ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...発狂しているのではないかしらと反省する...
太宰治 「斜陽」
...酔中の私を反省する...
種田山頭火 「其中日記」
...あるいは自己の言動に自己みずから昂奮してその正否を反省することのできない...
津田左右吉 「〔『支那思想と日本』初版〕まえがき」
...勿論反省するがいいが...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...而して立憲内閣の責任に付ては曾て自ら反省する所なかりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...兎に角おまへを反省させた俺が悪かつた」「だつてあなたにはあたしが反省するやうな話をしかけずにはゐられなかつたんです」「黙つてればよかつた」「やつぱり何時かは別れることを日に日により意識しながら...
中原中也 「不可入性」
...そうして自分こそ絶えずお秀に対してそういう素振(そぶり)を見せているのにと反省する暇も何にもなくなってしまった...
夏目漱石 「明暗」
...かうまとめて見て些か自ら反省するところがあるので書き留めて置く...
野上豐一郎 「「草衣集」はしがき」
...それが後に反省すると盡きない哲理をふくんでゐる...
萩原朔太郎 「田端に居た頃」
...主人公は刺戟によつて反省するだけだ...
北條民雄 「覚え書」
...彼女は自分の意外な廻り合わせについて反省するために...
堀辰雄 「菜穂子」
...その根拠がいかなるものであるかを反省することなく...
三木清 「哲学入門」
...自分の情慾の暴威を反省する力丈は持って居るのではあるまいか...
宮本百合子 「黄銅時代の為」
...美しい作を作り得る時はないのだということを反省する必要がある...
柳宗悦 「工藝の道」
...それを反省する聡明の眼(まなこ)がいつまでも閉じられていた...
吉川英治 「剣難女難」
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