...「救ひ」の道に於ける自己の現在の位置を正直に反省することを敢てせざる大言壯語の徒か...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...彼自ら自己の品性や行為に対して反省する事も滅多に無いであろう...
大隈重信 「列強環視の中心に在る日本」
...その底邊が缺けてゐるといふことを反省するならば...
高田力 「ベーシック英語」
...反省するところも何も無い奴には...
太宰治 「花吹雪」
...私は私の孤独を反省する...
種田山頭火 「其中日記」
...それ故妥当はその動機を反省することによって...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...勿論反省するがいいが...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...ただ物理学は人間が作ったものであることを常に反省することが...
中谷宇吉郎 「救われた稀本」
...そうして自分こそ絶えずお秀に対してそういう素振(そぶり)を見せているのにと反省する暇も何にもなくなってしまった...
夏目漱石 「明暗」
...如何(いか)で大事を成し得んと大いに反省する所あり...
福田英子 「妾の半生涯」
...青い眼鏡を掛け給へ≫蒙昧の友等は深く反省する...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...その根拠がいかなるものであるかを反省することなく...
三木清 「哲学入門」
...科學もその方法論的基礎を反省する場合...
三木清 「哲學はどう學んでゆくか」
...自分の情慾の暴威を反省する力丈は持って居るのではあるまいか...
宮本百合子 「黄銅時代の為」
...そのことを反省する意味でもゴッホの絵は...
三好十郎 「ゴッホについて」
...姑に小言を云われると自分を反省するよりさきに相手の理解の無さをうらみ...
山本周五郎 「日本婦道記」
...その点を反省することなく...
山本周五郎 「花も刀も」
...ある場合には取捨反省する暇なく...
吉川英治 「折々の記」
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