...この見合いのことなども双方ともに極(ごく)質素に致すがよろしかろうということで...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...材料は違うけれども双方ともに彫刻師である……にもかかわらず...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...双方ともいずれについても冷ややかにワーテルローのことを語ろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...双方ともだれかを待っていたのである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「篤(とく)と拝見致そう」まだ双方ともに抜かなかった...
中里介山 「大菩薩峠」
...双方とも一人の青年が...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...双方とも無名氏の文字それ自身が興味の眼目である...
夏目漱石 「手紙」
...双方とも筑後(ちくご)久留米(くるめ)の住人だからである...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...双方とも隔靴の憾(うら)みはあるべきなれども...
服部之総 「福沢諭吉」
...芝から神田まで、――道筋には、二つの権力の入れかわりが軒並みそのまま剥きだしになって、しかも双方とも、平然とその存在を不審がっていないのであった...
本庄陸男 「石狩川」
...昆布(こんぶ)と竹の子と一所に煮ると双方とも非常に柔(やわらか)くなるようなものだ...
村井弦斎 「食道楽」
...双方ともだらしない姿になって行ってしまった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...双方とも供の者の不思議に思うことを避けて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...双方とも世間の評のはばかられる身の上でもおありになって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...双方ともに節の日の食物として作られるが...
柳田国男 「年中行事覚書」
...むしろ相手がなかったら双方とも...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...コッチコッチ」といった塩梅で双方とも知らず知らず喧嘩腰になって来るから妙であった...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...双方とも助太刀介添(かいぞえ)のことなし――とまで極っていた...
吉川英治 「剣難女難」
便利!手書き漢字入力検索