...「ああ――」と長谷部大尉は双眼鏡をおろして...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...君は『三人の双生児』のことを知りたがって...
海野十三 「三人の双生児」
...いままでのぞいていた双眼鏡を...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...双方とも私の口から噂(うわさ)を聞合っていた仲なので...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...双児(ふたご)としかみえなかった...
徳田秋声 「あらくれ」
...よく双方の親兄弟の噂(うわさ)などが出る...
徳田秋声 「新世帯」
...だから双方共まあB主義でよろしい...
夏目漱石 「創作家の態度」
...近所で評判だった」隣り座敷の小手(こて)と竹刀(しない)は双方ともおとなしくなって...
夏目漱石 「二百十日」
...綾取り双六(すごろく)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...くさ双紙(ぞうし)でおなじみになっている...
長谷川時雨 「木魚の顔」
...岸の崩れより一双の金鶏を獲たり...
南方熊楠 「十二支考」
...どんなにうれしかったでしょう、双方とも...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その方を見る)どうしたんだよ?双葉 もう...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...そこで世の人は津軽家の留守居は双璧(そうへき)だと称したそうである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...南の荷物の中から封のない裸身の双眼鏡が一つ飛び出して来た...
横光利一 「旅愁」
...守口(もりぐち)の双葉屋という遊女屋から...
吉川英治 「治郎吉格子」
...組み打ちになろうとする双方の血相なので...
吉川英治 「親鸞」
...附近の山全帯が屏風を立てた様な殆ど垂直の嶮しい角度で双方に切り立って起っている底をその渓は流れているのであった...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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