...此の草双紙や戯作本は堅木の家では遠ざけてゐたから...
内田魯庵 「家庭の読書室」
...おもわず双方からよって...
海野十三 「怪塔王」
...双眼鏡をのぞいていた...
江戸川乱歩 「影男」
...負傷者は双方から医師を出して診察させて...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...暗夜はかくて薄命の將の双眼おほひさる...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...大きな碧い双眸を僕に向けて...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「グローリア・スコット号」
...無双の猛禽にしてみたところが...
中里介山 「大菩薩峠」
...双方共何時(いつ)もの様に軽くは話し得なかつた...
夏目漱石 「それから」
...双方ともに今までに無い光り方だ...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...……出征なさる前迄たしか高等学校に行ってらしったんでしょう? そこへ戻れないんですの?双葉 ……戻れないことは無いでしょうけど...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...双葉もせい子も既に汁をよそい終って自分達も椅子にかけて食卓についている)チッ! (椀の酒をグーッと一息に飲む...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...何でも同じ物を双生兒であるために...
室生犀星 「めたん子傳」
...この手でゆこう」双子六兵衛は立ちあがり...
山本周五郎 「ひとごろし」
...取り上げられた双眼鏡のレンズが二つ無気味な光りであたりを見ていた...
横光利一 「旅愁」
...これには満堂双手を挙げて賛礼(さんらい)した...
吉川英治 「三国志」
...双(ならび)ヶ岡(おか)の法師のおすすめやら...
吉川英治 「私本太平記」
...双方の祝着(しゅうちゃく)...
吉川英治 「新書太閤記」
...本目(ほんもく)の西蔵院で双方会見の約束が成り立った...
吉川英治 「新書太閤記」
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