例文・使い方一覧でみる「双」の意味


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...自分の眼が突如として物の用に立たなくなつたのではないか...   自分の双眼が突如として物の用に立たなくなつたのではないかの読み方
石川啄木 「雲は天才である」

...肌(もろはだ)脱いだ儘仰向(あふむけ)に寝転んでゐると...   双肌脱いだ儘仰向に寝転んでゐるとの読み方
石川啄木 「氷屋の旗」

...美しい曲線をなして...   美しい双曲線をなしての読み方
海野十三 「恐しき通夜」

...土蔵にとじ籠められた生児...   土蔵にとじ籠められた双生児の読み方
江戸川乱歩 「孤島の鬼」

...いずれ落付次第此方へ招待仕る方方の便宜かと存候...   いずれ落付次第此方へ招待仕る方双方の便宜かと存候の読み方
高浜虚子 「漱石氏と私」

...獣(けだもの)のような手がまたエルマにかかった...   獣のような双手がまたエルマにかかったの読み方
田中貢太郎 「警察署長」

...元箱根の上の方に突兀としてローマンチックな情景を點出してゐた子山も段々近づくにつれて...   元箱根の上の方に突兀としてローマンチックな情景を點出してゐた双子山も段々近づくにつれての読み方
近松秋江 「箱根の山々」

...其たくましきの股はげしく打ちて...   其たくましき双の股はげしく打ちての読み方
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」

...毫端(ごうたん)に泥を含んで手に筆を運(めぐ)らしがたき心地がする...   毫端に泥を含んで双手に筆を運らしがたき心地がするの読み方
夏目漱石 「虞美人草」

...いっそ方(そうほう)とも断ってしまったら好いだろうと考えて...   いっそ双方とも断ってしまったら好いだろうと考えての読み方
夏目漱石 「私の個人主義」

...いつの間にか片だすきをはずして膚(もろはだ)ぬぎ...   いつの間にか片だすきをはずして双膚ぬぎの読み方
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」

...ユックリ歩いて出入口を外へ)葉 電燈のことは...   ユックリ歩いて出入口を外へ)双葉 電燈のことはの読み方
三好十郎 「廃墟(一幕)」

...知らず知らず方の最低賃銀を下げて...   知らず知らず双方の最低賃銀を下げての読み方
柳田国男 「木綿以前の事」

...そうして方とも...   そうして双方ともの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...沙羅樹(さらそうじゅ)の花のいろ...   沙羅双樹の花のいろの読み方
吉川英治 「随筆 新平家」

...危険な舌の持主常陸側の首脳部と、将門方の軍使とが、国庁の広庭で会見したのは、その日の昼で、冬の冴えきった空に、陽がらんとして燦(きらめ)き、方、いかめしく、床几を並べて、対峙した...   危険な舌の持主常陸側の首脳部と、将門方の軍使とが、国庁の広庭で会見したのは、その日の昼で、冬の冴えきった空に、陽がらんとして燦き、双方、いかめしく、床几を並べて、対峙したの読み方
吉川英治 「平の将門」

...それらは方共に騰貴するであろう...   それらは双方共に騰貴するであろうの読み方
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」

...レイクの発見の興奮と募り行く風の方が眠りを妨げたからだ...   レイクの発見の興奮と募り行く風の双方が眠りを妨げたからだの読み方
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」

「双」の読みかた

「双」の書き方・書き順

いろんなフォントで「双」

「双」の英語の意味

「双なんとか」といえば?   「なんとか双」の一覧  


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