...系図帳と双生児(ふたご)の日記のことが気掛りであった...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...これはウォールデンと双児(ふたご)で...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...背の上に彼らの双手しばりつけ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...以て伊藤侯が日本ビスマークを自任する意気と併称して近代の双美たるを疑はずと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...ツトメザル可ケンヤ――大賛成!」慢心和尚が双手(もろて)を挙げて賛成したものですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...着物は固(もと)より双方とも垢(あか)じみた上に汗で臭(くさ)くなっていました...
夏目漱石 「こころ」
...私はこの双方の点においてよく彼の心を見抜いていたつもりなのです...
夏目漱石 「こころ」
...京伝の義弟山東京山がその作「先読(まずよんで)三国小女郎」のなかで「今じゃ合巻といえば子供までが草双紙のことだと思いやす」とある...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...その詠んだ歌に雁一双を添えて贈り物にしたこともある...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...赤縞(あかじま)双子(ふたこ)の解皮(ときかは)が一反...
平出修 「夜烏」
...数十年の間に行なわるる双方の得失を察して互いに加減乗除し...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...カストルとポルクスてふ双生児が生まれたからだとあるが...
南方熊楠 「十二支考」
...双方型どほり二人づつの介添人(かいぞへにん)がついてゐる...
宮原晃一郎 「風変りな決闘」
...先生の講義を聴いています清水――双葉 おぼえています...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...失神したらしい)双葉 ……(その父の様子に口の中でアッと言って左手をあげて空を掴むが...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...双槐影映讐書案...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...双方相俟(あいま)って...
夢野久作 「能とは何か」
...』と云つて双子(ふたご)が出て来た...
與謝野晶子 「帰つてから」
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