...馳せ参ずる人二人三人...
石川啄木 「雪中行」
...当日参ずるものは志に応じて多少の金を寄付し...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...いつでもはせ参ずる美姫(びき)の群れを所有していた...
江戸川乱歩 「影男」
...無我の天地に参ずるならば...
高神覚昇 「般若心経講義」
...誰ひとり鎌倉へ馳せ参ずるには及ばぬ...
太宰治 「右大臣実朝」
...永遠に参ずることが...
田辺元 「メメント モリ」
...味方に馳せ参ずる者は...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...「わが君様」の身辺にはお家の一大事に馳せ参ずる多数の内臣外臣が控えており...
戸坂潤 「社会時評」
...処が文芸復興の旗の下に馳せ参ずるように見えた評論家の或る者達は...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...貧窮組に馳せ参ずるもののすべてが...
中里介山 「大菩薩峠」
...このまま京都へ馳(は)せ参ずるのだとさとりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...畏つて直に馳せ参ずることとなるのは宜しくない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...何事か作者の企画に馳(は)せ参ずる人物の廻転面(かいてんめん)の集合が...
「純粋小説論」
...おれでも兵を引っさげて馳せ参ずるな」曹操は感心して...
吉川英治 「三国志」
...三日のうちには御所の御垣(みかき)までいつなと馳せ参ずるが信長の能事(のうじ)にござります...
吉川英治 「新書太閤記」
...なおまだ帷幕(いばく)にかくれて計謀(けいぼう)に参ずるよりは...
吉川英治 「新書太閤記」
...女性でも禅に参ずるものが多く...
吉川英治 「新書太閤記」
...公案は参ずるのみ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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