...本日四時を以てニコリスクを去る十五キロの地点にまで進出せり...
海野十三 「空襲葬送曲」
...ビルマ人たちは私が立ち去る前から早くも包丁(*4)と籠を運び込んでいた...
ジョージ・オーウェル George Orwell The Creative CAT 訳 「象を撃つ」
...この問題への回答は1000部の血液から208.5部を引去ることになる...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...塀にそって急ぎ足に去る...
林不忘 「安重根」
... 485いづれか高き功名の譽を搬び去るべきに...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...亜米利加(アメリカ)を去る時ロザリンが別れの形見にくれた『フランシスカ伯爵夫人の日記』という...
永井荷風 「監獄署の裏」
...これは永久に甲府を去るの門出(かどで)ではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこそこに立去る...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここ数時間の中にはまた乗って立去る――小汽船の燈火が...
中島敦 「環礁」
...でも、去る者は矢張り、去り行く運命に任せる外はありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...(急いで去る)善三郎 (廊下へ来たる)おかみさん...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...スキャチャード先生が午後の課業を終へて立ち去るが早いか...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...その時兎たちまち元の道へ跳ね戻り犬と反対の方へ逃れ去る...
南方熊楠 「十二支考」
...いよいよ京を去る時になってみますと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...また一方へかしげながらあゆみ去る姿にも...
山本周五郎 「季節のない街」
...あの世相を去ること遠からざる頃でありますが...
吉川英治 「折々の記」
...おれは行く」ひとりがつぶやいて去ると...
吉川英治 「三国志」
...日月の去るは水の流るる如く...
吉川英治 「三国志」
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