...この世は何時(いつ)か去るべきものなれば今これを失うも三十年の後に失うも大差なかるべし...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...地球の廻転と反対の方向に飛び去るわけだが...
海野十三 「のろのろ砲弾の驚異」
...」ブラッドショーが立去ると...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...氷川明神山王権現また芝の山内はいずれもわが家を去ること遠くはない...
永井荷風 「写況雑記」
...私はそれを見棄て去ることが出来なかつた...
長塚節 「隣室の客」
...いつ来ていつ去るともなしに...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...静岡へこのまゝ戻つてみようかとも考へたが、東京を去るには、やはり富岡に強く心が残つてゐる...
林芙美子 「浮雲」
...永遠に飛び去るものを熱心に得ようとすることほど...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...そしてそこを立ち去る前に...
堀辰雄 「旅の絵」
...必ずや徊去る能(あた)わざる執着を感ずる無くんばあらずであろう...
牧野富太郎 「植物記」
...アメリカへ去る前位であった...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第一巻)」
...(パタパタと奥へ去る)表の押戸がキイキイと開閉して...
三好十郎 「鈴が通る」
...令嬢は徐(しずか)に画家の傍(かたわら)より離れ去る...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...(去る)昌允 何時から...
森本薫 「華々しき一族」
...決して陳腐な感想としてよみ去ることが出来ない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...参木が去るとお柳に呼ばれて首を切られた...
横光利一 「上海」
...階下(した)へ去ると...
吉川英治 「松のや露八」
...二分の一または四分の三をすら取り去るかもしれないが...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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