...かなしみ喰(は)み去る鳥さへえこそ来めや...
石川啄木 「詩」
...去る十日に死すべき筈のものに候...
大鹿卓 「渡良瀬川」
......
立原道造 「萱草に寄す」
...………………いつもの時刻に敏子が去り、婆やが去る...
谷崎潤一郎 「鍵」
...そういう心の発作が過ぎ去ると...
豊島与志雄 「生と死との記録」
...ユンカートゥムを棄て去る年であって...
中井正一 「美学入門」
...だのにTは女が私の所を去る一ヶ月前に死んだので私にはもはや知人といふものは東京になくなつてゐたのである...
中原中也 「我が生活」
...一主義のもとに窮窟(きゅうくつ)に律し去る習慣を改めて...
夏目漱石 「創作家の態度」
...その涙は人の重荷を洗い去る...
新渡戸稲造 「武士道の山」
...少しも哭(な)かずに四辻に置くと鬱遮鳥が片付けて洲外に持ち去る...
南方熊楠 「十二支考」
...三丁抱えこんだ遊四が「早く来い!」と言って右手屯所へ去る...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...負けた後は逃げ去ることさえできないようにした...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...器が用を去る時、美をもまた去ると知らねばならぬ...
柳宗悦 「工藝の道」
...去る日始めて会心の作に巡り逢うことができた...
柳宗悦 「工藝の道」
...いつか去ろう! いつか回(かえ)り去るであろう! ああ...
吉川英治 「三国志」
...その小鳥の群れも、ぱっと羽音をのこして、飛び去ると、もう微風(そよかぜ)の音もしなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...こよい万里の外へ馳(か)け去るのだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...長く拭い去ることが出来なかった...
蘭郁二郎 「脳波操縦士」
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