...私たち安寿厨子王の同情者にとつては...
太宰治 「津軽」
...厨子王(ずしおう)はお父うさまの下さった護り刀を大切におし...
森鴎外 「山椒大夫」
...そして安寿と厨子王とにも一つずつくれた...
森鴎外 「山椒大夫」
...厨子王を連れて前へ出た...
森鴎外 「山椒大夫」
...厨子王が登る山は由良(ゆら)が嶽(たけ)の裾(すそ)で...
森鴎外 「山椒大夫」
...まだ少しも苅りませぬ」と厨子王は正直に言った...
森鴎外 「山椒大夫」
...しかし厨子王は互いに慰めもし...
森鴎外 「山椒大夫」
...きょうは小屋小屋を皆見て廻ったのじゃ」藁を擣っていた厨子王が返事をしようとして...
森鴎外 「山椒大夫」
...厨子王は姉の様子が二度目に変ったらしく見えるのに驚き...
森鴎外 「山椒大夫」
...変ですなあ」厨子王は珍らしい物を見るように姉の顔を眺めている...
森鴎外 「山椒大夫」
...そこでわしはお前さんの髪をもろうて往かねばならぬ」そばで聞いている厨子王は...
森鴎外 「山椒大夫」
...厨子王は姉の心を忖(はか)りかねて...
森鴎外 「山椒大夫」
...厨子王はこらえかねて言った...
森鴎外 「山椒大夫」
...そしてそれを指さして厨子王に見せて言った...
森鴎外 「山椒大夫」
...あなたをひどい目に逢わせましょう」厨子王が心には烙印(やきいん)をせられた...
森鴎外 「山椒大夫」
...師実は厨子王に還俗させて...
森鴎外 「山椒大夫」
...厨子王恋しや、ほうやれほ...
森鴎外 「山椒大夫」
...「厨子王」という叫びが女の口から出た...
森鴎外 「山椒大夫」
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