...彼は文化愛好家なので、映画を見る前に必ず原語で字幕を確認する...
...訳者が十分原語に通暁(つうげう)してゐなかつたし...
芥川龍之介 「リチヤアド・バアトン訳「一千一夜物語」に就いて」
...自己の生活を公衆の前に隱す抽象的原語を愛する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...又はより原語に近く...
石川欣一 「山を思う」
...「汝らは皆人を慰めんとてかえって人を煩(わずら)わすものなり」は原語を直訳すれば「汝らは人を苦しむる慰者(なぐさめて)なり」となる...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...アレタイオスの著書は8冊からなり種々の原語の多くの版があった...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...原語に対する一種の叛逆(はんぎゃく)です...
高神覚昇 「般若心経講義」
...したがってそれは原語の音をそのまま写すだけに止(とど)めておいたわけです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...たとえば、インドにあって中国にないものとか、一つの語に多くの意味が含まれているものとか、秘密のものとか、昔からの習慣に随(したが)うものとか、訳せば原語の持つ価値を失う、といったようなわけで、これらの五種のものは、訳さずに漢字で、原語の音標を、そのまま写したわけです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...「幽霊にしては」と「些細なことまで」が原語では語呂の上の「しゃれ」になっているのである...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...プロス嬢 「嬢」の原語の「ミス」は...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...それを一ぺん原語に直訳して考えてみるとなるほどと合点(がてん)が行って思わず笑い出すことがある...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...原語φηγο, V 693, VI 237, VII 22, IX 354 等參照...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...故にこの場合は仮令(たとい)原語は Midrib であったとしてももっと実際に即した訳し方をせねばならなかった筈であった...
牧野富太郎 「植物記」
...ひとは原語で読む困難を避けてはならない...
三木清 「如何に読書すべきか」
...このお料理を原語でジャンボンライスと申します...
村井弦斎 「食道楽」
...* 原語 apparences. ポルトーは image と註している...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...古典は原語で読むことが...
矢内原忠雄 「読書と著書」
...古典をそれぞれの原語にて読むことを要求するは至難である...
矢内原忠雄 「読書と著書」
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