...情熱に富んだ湖南の民の面目を示すことになるのかも知れない...
芥川龍之介 「湖南の扇」
...及び南緯五十度まで...
海野十三 「予報省告示」
...(天下皆謂章第六十七)二四 那伽閼剌樹那――釈迦没後七百年頃南インドに生れる...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...江南に紅塩橄欖といふ果樹がある...
薄田泣菫 「独楽園」
...南方異物志(なんぽういぶつし)に...
田中貢太郎 「轆轤首」
...彼はそこを一年ばかりでやめて、南洋に渡り、ゴム栽培だの珊瑚採集だのに手を出したとか、それも甚だ怪しい話で、結局つまらなくなって戻ってき、こんどは満洲に行く筈とのことだ...
豊島与志雄 「オランウータン」
...ドリアン……それほど香気の強い果物は更に南方へ譲って...
豊島与志雄 「蛸の如きもの」
...南北書派論などと云ふものが殆ど何の意味もなさぬことになる...
内藤湖南 「北派の書論」
...同じく瓜と云う字のつく所を以て見ると南瓜も糸瓜も親類の間柄(あいだがら)だろう...
夏目漱石 「『吾輩は猫である』中篇自序」
...南部家下屋敷の隣...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あれは名護の南城嶽とて...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...枯葉を集めに姉と登った裏山の楢林よ山番に追はれて石ころ道を駆け下りるふたりの肩に背負(しょひ)繩はいかにきびしく食ひ入ったかひゞわれたふたりの足に吹く風はいかに血ごりを凍らせたか雲は南にちぎれ熱風は田のくろに流れる山から山に雨乞ひに行く村びとの中に父のかついだ鍬先を凝視(みつ)めながら眼暈ひのする空き腹をこらへて姉と手をつないで越えて行ったあの長い坂路よえぞ柳の煙る書堂の陰に胸を病み...
槇村浩 「間島パルチザンの歌」
...南部邦彦といった後年の名舞踏家やハリウッド俳優も「その他大勢」で出演しました...
三浦環 「お蝶夫人」
...奇南香また山羊にやや似た異香液不断出た...
南方熊楠 「十二支考」
...「恥しくないかい(ニエ・ストィドノ)」アンナ・リヴォーヴナが寝室の戸棚へしまっておくミヤソニツカヤ通のおそろしい臭いの南京虫退治薬をまけと云うだけのことなのであった...
「赤い貨車」
...遠くは西南の列島から...
柳田国男 「海上の道」
...南の方でも」「いや...
吉川英治 「大岡越前」
...南蛮寺のばてれんがうつろな眼をして歩いている影が妙に目につく...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??