...扨(さて)は南無(なむ)さん姉ぢやさうな...
芥川龍之介 「案頭の書」
...それを読んで見ると一九一四年十一月の「観察および思い出」に「……シュリーフェン伯は独軍の右翼をもって南オランダを通過せんとした...
石原莞爾 「戦争史大観」
...「南無三、覚めな覚めな...
海野十三 「地球盗難」
...南米方面のスパイに対しては...
海野十三 「地球要塞」
...目に其形は認めぬけれども周圍は皆讎敵のやうな心持がしてゐる矢先にこの南京蟲が現はれた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...いつの間にか線路の南側の方の水が減って行って...
谷崎潤一郎 「細雪」
...実測図の南北よりの断面で...
知里真志保 「あの世の入口」
...西南は安南地方に至るまでも併合して絶大の國を形成した...
内藤湖南 「日本上古の状態」
...南の奉行所を追われたお美乃は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...南極の頂点へ運ばれている一種の荷物のようなものにすぎない...
久生十蘭 「南極記」
...派手なペンキを塗った御所造りの南側の下見を...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...南座の顔見世も大入りは初日だけだったらしい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...枇杷(びわ)の方は有名な房州南無谷(なむや)の白枇杷だし...
村井弦斎 「食道楽」
...南北坂梨・手野(ての)・豆札・尾籠・狩尾・狩集方(かりたまらい)...
柳田國男 「地名の研究」
...石堂頼房をつれて河内へ奔(はし)り、河内の石川城にいる同族の畠山国清の許にかくれ、南朝の朝廷へ、帰降(きこう)(降伏)を申し出たのであった...
吉川英治 「私本太平記」
...遼(りょう)は、南下の野望がさかんで、つねに辺疆(へんきょう)を侵(おか)しては、山東(さんとう)、山西(さんせい)をおびやかし、河南(かなん)、河北を掠(かす)め、またあらゆる手段の下に、いつかは物資文化の花ゆたかな宋へ攻め入って、これを併呑(へいどん)してしまおうと侵略の機をうかがっているのだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...南国色(なんごくしょく)の娘たちとは...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...南緯四十度で挫折した...
和辻哲郎 「鎖国」
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