...「この煙とも霧とも靄(もや)とも分らない卍巴(まんじともえ)の中に...
泉鏡花 「薄紅梅」
...ただ卍巴(まんじともえ)に降る雪の中を倒(さかし)に歩行(ある)く風情になる...
泉鏡花 「怨霊借用」
...志摩の南端の卍巴の如く彎入してゐる水は...
高濱虚子 「横山」
...紅卍字教母院の道院にこもって...
豊島与志雄 「碑文」
...卍(まんじ)地獄「こちら様に――百城様...
直木三十五 「南国太平記」
...卍巴(まんじともえ)と降る雪を刎(は)ね返してサッサと濶歩しましたけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...卍(まんじ)となって...
吉川英治 「三国志」
...卍(まんじ)の一族清洲(きよす)から数里...
吉川英治 「新書太閤記」
...あらゆる色彩の卍(まんじ)を描いた...
吉川英治 「新書太閤記」
...卍(まんじ)頭巾の男はもう...
吉川英治 「新・水滸伝」
...卍丸(まんじまる)も...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...卍(まんじ)丸の船底へ積んでしまうのは...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...卍(まんじ)丸でお国表へお引揚げなさる由...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...この下屋敷の女中どもを一人残らず居並べておけ!酒肴(しゅこう)の用意手早くいたせよ! よいか!明日(あす)は卍(まんじ)丸の船出ゆえに...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...なぜ早く姿を見せぬ?」「卍(まんじ)丸御用意のため...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...本船卍丸より脇備(わきぞな)えで行く番船の方が何かにつけて好都合...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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和辻哲郎 「日本精神史研究」
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和辻哲郎 「日本精神史研究」
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