...半分ずつだよといい聞かせられるために...
伊藤左千夫 「奈々子」
...(中略)私の身体の半分ずつが...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...コースチャとカーチャにはコップに半分ずつだった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...半分ずつにして……半分を婆さんに……うむ...
豊島与志雄 「狐火」
...」あやまるのとおこるのと半分ずつにして...
豊島与志雄 「別れの辞」
...半分ずつ旨そうに食べている...
中里介山 「大菩薩峠」
...半分ずつつくられ...
新美南吉 「嘘」
...とう/\仕舞(しまい)には屋敷を半折して半分ずつ持とうと云(い)うから...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...半分のものは四半分ずつ...
正岡容 「寄席」
...全く別箇の落語と半分ずつ接ぎ合わせたまやかし物を自演として発表され...
正岡容 「我が圓朝研究」
...村方の百姓衆一統があんた様の半分ずつの御心持でも持っていて下されば...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...満は本家から半分ずつ学資を出してもらってそれで卒業も出来たのに今になってそんな事が言えた義理でしょうか...
村井弦斎 「食道楽」
...以前から半分ずつは勤めに出ていた斎院がお亡(か)くれになってからは...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...家には『唐詩選』の七言絶句を上下半分ずつに書きわけた...
柳田国男 「故郷七十年」
...または分けられる物ならば半分ずつ両端(りょうはし)につけて...
柳田国男 「母の手毬歌」
...ふたりは槍の半分ずつを持って猛烈な激闘を交えていた...
吉川英治 「三国志」
...半分ずつ分けて食おう...
吉川英治 「新書太閤記」
...半分ずつにしよう」そこでまず...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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