...半分ずつだよといい聞かせられるために...
伊藤左千夫 「奈々子」
...半分ずつ出し合って買うんだ...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...この佐々(さっさ)のおじさんと半分ずつ食べるということにするから...
海野十三 「月世界探険記」
...兄とわたしとがその半分ずつを...
江戸川乱歩 「大金塊」
...」「半分ずつ...
太宰治 「メリイクリスマス」
...半分ずつは分けるんが...
壺井栄 「大根の葉」
...」あやまるのとおこるのと半分ずつにして...
豊島与志雄 「別れの辞」
...堀端(ほりばた)の屋台店で二人はついぞ飲んだことのないコップ酒を半分ずつ飲み合い...
永井荷風 「ひかげの花」
...お梅の大事にしていたポックリを半分ずつ持って逃げ出してしまったものだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...またも半分ずつ二人で仲よく食べようとすると...
中里介山 「大菩薩峠」
...うまく合わない半分ずつが合わさってできたのかもしれない...
新美南吉 「嘘」
...半分ずつ食べることができるのでしょうが...
新美南吉 「名なし指物語」
...娘と甥に半分ずつやるように...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...とう/\仕舞(しまい)には屋敷を半折して半分ずつ持とうと云(い)うから...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...「ほんとに……」桶の中から取り出した樒を半分ずつにして...
正岡容 「小説 圓朝」
...その賃銀の払われる労働時間のうちに教育のための時間を半分ずつ算入しているところなどは...
宮本百合子 「明るい工場」
...それから別の鍋へ胡麻(ごま)の油と砂糖とを半分ずつ入れて火の上で煮立てるが油と砂糖はなかなか混和(まじ)らない...
村井弦斎 「食道楽」
...家には『唐詩選』の七言絶句を上下半分ずつに書きわけた...
柳田国男 「故郷七十年」
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