...半井卜養(なからいぼくよう)が『卜養狂歌集』...
永井荷風 「江戸芸術論」
...二階に執筆中の半井氏は不在(るす)だと言ってくれと関氏に頼んだ...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...階上の半井氏は、時がたつにしたがって、階下に用事があるようになったが、さりとて留守と言わせたのでおりる事は出来ず、人を呼ぶことは出来ず、その上灰吹(はいふき)をポンとならして煙管(キセル)をはたくのが癖であることを、彼女がよく知っているので、そんな事にまで不自由を忍ばなければならなかったので、彼女が辞し去ったあとで、こんな事ならば逢って時間をつぶした方がよかったと呟(つぶや)いたということである...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...半井君つと立(たち)て...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...半井氏という人は...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...此(この)時扇一握(いちあく)を半井保(なからいたもつ)にたまひて曙覧にたびてよと仰せたり...
正岡子規 「曙覧の歌」
...典薬頭半井瑞策(なからゐずゐさく)が秘府より受けて家に蔵することとなり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...半井本と殊なることがなかつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...越前国福井の城主松平越前守慶永(よしなが)は匙医半井(なからゐ)仲庵をして正弘の病を問はしめ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それを正親町(おおぎまち)天皇が出(いだ)して典薬頭(てんやくのかみ)半井(なからい)通仙院(つうせんいん)瑞策(ずいさく)に賜わった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...それからは世(よよ)半井氏が護持していた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...然るに当時半井大和守成美(やまとのかみせいび)は献ずることを肯(がえん)ぜず...
森鴎外 「渋江抽斎」
...半井氏が初め何(なに)の辞(ことば)を以て命を拒んだかは...
森鴎外 「渋江抽斎」
...その四十五半井(なからい)本の『医心方』を校刻するに当って...
森鴎外 「渋江抽斎」
...そして何故(なにゆえ)か原本を半井氏に返すに及ばずして歿した...
森鴎外 「渋江抽斎」
...それに一時は半井(なからい)知事がおられたので...
柳宗悦 「野州の石屋根」
...やはり半井清氏が宮城県知事に転任されて...
柳宗悦 「和紙十年」
...半井桃水の名は樋口一葉を聯想して忘れられぬが...
横瀬夜雨 「春」
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