...盆栽花卉(くわき)もて飾れる闊(ひろ)き階(きざはし)の下(もと)に立てり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...詩人の嗜好(しこう)とその愛好する花卉はしばしば物語や歌にしるされている...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...国境と線路に接続した伊太利の花卉(かき)園が...
谷譲次 「踊る地平線」
...四季の花卉が四隅に小さく輪廓を取って書いてあった...
田山花袋 「トコヨゴヨミ」
...例えば光琳(こうりん)の草木花卉(かき)に対するのでも...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...六階で以前のままなものは花卉(かき)盆栽を並べた温室である...
寺田寅彦 「丸善と三越」
...毎年儂(わし)は蔬菜(そさい)花卉(かき)の種(たね)を何円(なんえん)と云う程買う...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...凡そ花卉のうちでも...
豊島与志雄 「蓮」
...○余花卉(かき)を愛する事人に超えたり...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...カルフォルニアで香水原料の花卉(かき)栽培に従事し...
久生十蘭 「キャラコさん」
...花卉(かき)栽培の先端農場に勤めたら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...花卉(かき)植物がずらり並び...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...ウォルタ・ウォードの花卉(かき)栽培知識は叔父と同じだとか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...それにしてもソノ画ク所花卉(かき)毛(れいもう)山水人物悉(ことごと)ク金銀泥(きんぎんでい)ヲ用ヒテ設色スルニ艶(じょうえん)妍媚(けんび)ナラザルハナク而モ用筆(ようひつ)簡淡(かんたん)ニシテ一種ノ神韻(しんいん)アリとあるが如き余り杜撰(ずさん)なるべし...
正岡子規 「墨汁一滴」
...樹木并巨竹を産し花卉草菜繁茂し...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...専写生毛花卉...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...花卉も面白いけれど...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...日本中の花卉(かき)花木(かぼく)を集めた植物園といったような広さである...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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