...「柳生十兵衛は放浪の旅の途中、何度も貢納金を払って村人を救った」...
...十兵衛は高い声で三度呼び...
山本周五郎 「あだこ」
...梓久也に云わせてくれ」みんなは吉川十兵衛を見た...
山本周五郎 「失蝶記」
...下に待っていた老臣(ろうしん)伊東十兵衛(いとうじゅうべえ)が...
吉川英治 「神州天馬侠」
...実を吐くやも知れませぬ」「お手数だが」十兵衛が同意すると...
吉川英治 「新書太閤記」
...――又市、この小男を、どこぞへおいて、飯でも与えておけ」と、十兵衛は命じた...
吉川英治 「新書太閤記」
...十兵衛からこれへ参った...
吉川英治 「新書太閤記」
...でも、十兵衛は、なお、一縷(いちる)の望みを七内らの理性につないで、「空(むな)しく、その方どもが、蜂須賀村へ帰るのは、一分(いちぶん)が立たぬというなら、不肖(ふしょう)十兵衛の身を、擒人(とりこ)として、連れて行くもよい...
吉川英治 「新書太閤記」
...「十兵衛はどこにおる...
吉川英治 「新書太閤記」
...十兵衛どの、刺(さ)し交(ちが)えて死のう」と、年下の光春は――まだ埋める場所もなく手に抱き歩いていた父の首級(くび)を――そこへおいて云った...
吉川英治 「新書太閤記」
...柳生旅日記で聞えている十兵衛三厳(みつとし)は...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...明智(あけち)十兵衛光秀といい...
吉川英治 「茶漬三略」
...十兵衛は、突っ立ったまま、片方の目を二つ三つしばだたくように顔をしかめた...
吉川英治 「柳生月影抄」
...兄の十兵衛は、部屋へもどると、あの手を洗いもせず、茶を啜(すす)っていたが、家来たちが、裏門から死骸を担(にな)い出すのを見ても、右門は身ぶるいが出て、(だから、片目がつぶれたりするのだ)と、兄の殺生(せっしょう)を――残忍を平気でいる容子(ようす)を――忌(いま)わしくも憎くも思った...
吉川英治 「柳生月影抄」
...十兵衛には、彼の感傷にあるような細い神経はないのだが、右門には、種々(さまざま)な悶(もだ)えや僻(ひが)みが当然胸を塞(ふさ)いでくるのだった...
吉川英治 「柳生月影抄」
...わしの孫にも、こんな意気地なしが出来よったか)叱られて、退くと、幼い十兵衛は、やがて自分の居間で、朱(あけ)になって昏倒(こんとう)していた...
吉川英治 「柳生月影抄」
...十兵衛は、嘯(うそぶ)いて、「何処へ出ましたやら」と、答えを外(そ)らし、「御休養の暇もなく、父上にも、御疲労にございましょう」「天下のお為と思えば、この老骨の死花...
吉川英治 「柳生月影抄」
...向う側の十兵衛の部屋の窓は...
吉川英治 「柳生月影抄」
...近習はやむなく、駈け戻ってありのまま、十兵衛の返辞を、家光に復命した...
吉川英治 「柳生月影抄」
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