...葉子と木部との間柄はこんなたわいもない場面を区切りにしてはかなくも破れてしまった...
有島武郎 「或る女」
...それは短いが短いなりに一区切りついたものでありたく...
伊丹万作 「映画と音楽」
...話の一と区切り毎にさう仰るので...
鈴木三重吉 「桑の実」
...たとい談話の最中でもはっきりと区切りをつけ...
ディッケンズ Charles Dickens 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...仕事の区切りがついて...
久生十蘭 「キャラコさん」
...レンガで庭を区切り...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...区切り区切り脳裡(のうり)に彫りつけるように口吟(くちずさ)むのであった...
本庄陸男 「石狩川」
...事実の上では何うしても小説の区切りになるやうな出来事も想ひも起らなかつた...
牧野信一 「円卓子での話」
...三十一日 Avery で隣の区切りにグランパが来る...
宮本百合子 「「黄銅時代」創作メモ」
...二万円の区切りは今日の円で二千円だといえばきわめて広汎な家庭が包括されて来るのである...
宮本百合子 「女の手帖」
...一区切りずつ動いて来たものが...
宮本百合子 「豪華版」
...もう今頃は一区切りがついてよろこんでいるだろうと仰云ったのは一日だけ早かったわけでした...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この月はちょうど稲作の区切り期で...
柳田国男 「海上の道」
...ここでもひと区切りはかを行かせておくと...
柳田国男 「母の手毬歌」
...是は何よりも重要な一つの区切りであった...
柳田国男 「木綿以前の事」
...一語一語区切りながら...
山川方夫 「恐怖の正体」
...十二時頃になってひと区切りつけ...
山本周五郎 「新潮記」
...そしてその持場持場を全山にわたる旗と陣幕とで区切りあっていた...
吉川英治 「私本太平記」
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