例文・使い方一覧でみる「区々」の意味


スポンサーリンク

...シカモその志が決して区々日本の学界や文壇の小蝸殻(しょうかかく)に跼蹐(きょくせき)しなかったのが証される...   シカモその志が決して区々日本の学界や文壇の小蝸殻に跼蹐しなかったのが証されるの読み方
内田魯庵 「鴎外博士の追憶」

...区々たる官僚の規矩(きく)を守るを屑(いさぎ)よくしないスラヴの変形たる老書生が官人気質の小叔孫通と容(い)れるはずがないから...   区々たる官僚の規矩を守るを屑よくしないスラヴの変形たる老書生が官人気質の小叔孫通と容れるはずがないからの読み方
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」

...絵里子の科学的天才を区々たる家庭的の仕事――コーヒーをいれたり...   絵里子の科学的天才を区々たる家庭的の仕事――コーヒーをいれたりの読み方
海野十三 「宇宙女囚第一号」

...窓の下を呼んで歩く号外売りの言うことが区々であるのを聞いて...   窓の下を呼んで歩く号外売りの言うことが区々であるのを聞いての読み方
丘浅次郎 「我らの哲学」

...而(しか)してその区々(まちまち)な表現の価値を定めるものも科学の場合とは無論一様でない...   而してその区々な表現の価値を定めるものも科学の場合とは無論一様でないの読み方
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」

...そもそも又わが現代の社会百般の事挙って悉く西洋の模倣にあらざるは無きが故に区々たる商品の如きは顧るに暇なしと云うに在る歟...   そもそも又わが現代の社会百般の事挙って悉く西洋の模倣にあらざるは無きが故に区々たる商品の如きは顧るに暇なしと云うに在る歟の読み方
永井荷風 「偏奇館漫録」

...徒らに目前区々の小利を貪(むさぼ)りて千年不滅の醜名を流さば...   徒らに目前区々の小利を貪りて千年不滅の醜名を流さばの読み方
中島敦 「斗南先生」

...区々たる場所を超越した世界的の観念が潜んでいればこそ...   区々たる場所を超越した世界的の観念が潜んでいればこその読み方
夏目漱石 「ケーベル先生の告別」

...議論区々にならないよう...   議論区々にならないようの読み方
服部之総 「明治の五十銭銀貨」

...区々たる政府の政(まつりごと)に熱中奔走して...   区々たる政府の政に熱中奔走しての読み方
福沢諭吉 「学者安心論」

...その原因については諸大家の学説区々(まちまち)で今に落着せぬ(大正二年版『ゼ・ブリタニカ・イヤー・ブック』一六〇頁)...   その原因については諸大家の学説区々で今に落着せぬの読み方
南方熊楠 「十二支考」

...「元和十二年二月二十日絶筆於西明寺焉」等記載区々になつてゐる...   「元和十二年二月二十日絶筆於西明寺焉」等記載区々になつてゐるの読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...報道が区々(まちまち)でよく分りませんが...   報道が区々でよく分りませんがの読み方
柳宗悦 「沖縄の思い出」

...しかし日本は地方の事情は区々(まちまち)で...   しかし日本は地方の事情は区々での読み方
柳田国男 「木綿以前の事」

...つい最近まで実は各地区々であった...   つい最近まで実は各地区々であったの読み方
柳田国男 「木綿以前の事」

...群毎に甚だしく区々であっただけである...   群毎に甚だしく区々であっただけであるの読み方
柳田國男 「夢と文芸」

...などと私語(しご)区々(まちまち)であったが...   などと私語区々であったがの読み方
吉川英治 「三国志」

...目撃者の言にしてもじつに区々違うのである...   目撃者の言にしてもじつに区々違うのであるの読み方
吉川英治 「随筆 新平家」

「区々」の読みかた

「区々」の書き方・書き順

いろんなフォントで「区々」


ランダム例文:
弱虫   ハイハードル   白書院  

簡単&無料!手書きフォント変換ツールの使い方ガイド

便利!手書き漢字入力検索

この漢字は何でしょう?

👨話題の人々👩
「推し」を登録

時事ニュース漢字 📺
線状降水帯   鉤十字   先進国  

スポンサーリンク

トップへ戻る