...けだしこんな区々たる殺人事件くらいの比ではないであろうと...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...これが観察も区々ではありますが...
中里介山 「大菩薩峠」
...中には現地ですら諸説区々で...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...その評議区々にて...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...最初倫敦と紐育に達した報知は区々(まちまち)で...
牧逸馬 「運命のSOS」
...毀誉の区々(まち/\)であつたのは怪むに足らない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...又指図の区々(まち/\)なのを不平に思つたが...
森鴎外 「大塩平八郎」
...答案は区々(まち/\)であつた...
森鴎外 「大塩平八郎」
...その材料は土地ごとに甚だ区々(まちまち)で...
柳田国男 「木綿以前の事」
...区々たる呉井嬢次対...
夢野久作 「暗黒公使」
...評議区々(まちまち)のうちに...
吉川英治 「上杉謙信」
...なんで区々たる窮策を告げて...
吉川英治 「三国志」
...区々(まちまち)な暴議をそこで計っている様子だった...
吉川英治 「三国志」
...区々たる筆硯のあいだに...
吉川英治 「三国志」
...区々(まちまち)に...
吉川英治 「新書太閤記」
...目撃者の言にしてもじつに区々違うのである...
吉川英治 「随筆 新平家」
...いやしくもわが区々の悃誠(こんせい)を諒したまはば...
吉田松陰 「留魂録」
...区々一言の得失にあらず...
吉田松陰 「留魂録」
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