...その重量の前には区々たる演技指導の巧拙などはけし飛んでしまうことさえある...
伊丹万作 「演技指導論草案」
...区々たる利害関係においてでなく...
伊丹万作 「思い」
...区々たる俗吏は丈夫の望む処で無い...
内田魯庵 「貧書生」
...区々たる官僚の規矩(きく)を守るを屑(いさぎ)よくしないスラヴの変形たる老書生が官人気質の小叔孫通と容(い)れるはずがないから...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...近世の神話学の勃興以来、日尚浅くして、神話学の学説に関する学者の意見、区々として、未だ一定すること能わず...
高木敏雄 「比較神話学」
...夫の自由党は一二の野心家の為めに操縦せられて区々たる目前の利害に制せらるゝが為めに...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...思い切って区々(まちまち)であったところから...
中里介山 「大菩薩峠」
...学者は区々たる政府の政(まつりごと)を度外に置き...
福沢諭吉 「学者安心論」
...こうなる上は区々(くく)たる浮世の事に乱されずに...
ホフマンスタアル Hugo von Hofmannsthal 森鴎外訳 「痴人と死と」
...区々たる地位、片々たる財産、学理の前には何するものぞ...
穂積陳重 「法窓夜話」
...後世これを解くにその説区々(まちまち)で...
南方熊楠 「十二支考」
...又指図の区々(まち/\)なのを不平に思つたが...
森鴎外 「大塩平八郎」
...年配も区々(まちまち)で...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...またこれを重要視する程度も区々になっているが...
柳田国男 「海上の道」
...原因動機が区々(まちまち)になっているから...
柳田國男 「地名の研究」
...区々の異説は及ぶ限りこれを保存しておかねばならぬ...
柳田国男 「山の人生」
...形骸に拘々(こう/\)せず、小智に区々せず、清濁のまに/\呑み尽(つく)し、始めて如来禅を覚了すれば万行体中に円(まど)かなり...
山路愛山 「唯心的、凡神的傾向に就て(承前)」
...その力は区々(まちまち)に分裂されてしまった...
吉川英治 「新書太閤記」
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