...ある日回向院(えこういん)の境内(けいだい)に見かけた二匹の犬を思い出した...
芥川龍之介 「少年」
...虱は一匹も発生せず...
石川欣一 「比島投降記」
...――ところできょうの員数は?――」「員数はやはり二十匹です...
海野十三 「軍用鼠」
...しかし鼠は只の一匹も出て来なかった...
海野十三 「軍用鼠」
...蠅はさっきまで一匹も壁の上に止まっていたように思われない...
海野十三 「蠅」
...二匹...
鈴木三重吉 「桑の実」
...脊中に脊負つた辨當箱の上に一匹猿が横向きに乘て居る...
千家元麿 「自分は見た」
...貴様のような腕利(うでき)き一匹の男が...
中里介山 「大菩薩峠」
...ゆつたりと牛が一匹臥(ね)てゐる...
中島敦 「環礁」
...それぢや俺らが方のヤマベ持つてきて賣つたらよかんべ百に二十匹位するんだなんて云つたら...
長塚節 「土浦の川口」
...到底其匹儔を見出すこと困難な次第ではあるが...
原勝郎 「足利時代を論ず」
...矢羽根も四匹の鼠もちゃんと見ていたことだろうが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...地面(じめん)に一匹(ぴき)の生きものが跳(と)んでいるのを見つけたのです...
アナトール・フランス 岸田國士訳 「母の話」
...二匹はそこへかけつけて行きました...
村山籌子 「お猫さん」
...二匹の大事な大事なおひげを...
村山籌子 「お猫さん」
...汽車の中へおち込んだ三匹の小熊さんは...
村山籌子 「三匹の小熊さん」
...途中には犬コロ一匹居なかった...
夢野久作 「冗談に殺す」
...十匹あまりもいるのです...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
便利!手書き漢字入力検索