...すると軽井沢に沢山(たくさん)ゐる馬蝿(うまばへ)が一匹飛んで行つた...
芥川龍之介 「鵠沼雑記」
...ふと一匹の虱(しらみ)が寝床の縁(ふち)を這っているのに気がついた...
芥川龍之介 「女体」
...一匹のあとに他のが続くといふ風にして...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...いかにひいきめをもって見てもかれらに匹敵するとは言われぬ...
丘浅次郎 「教育と迷信」
...一夜に十五匹をも捕まへた時の心持は彼が未だ何物にも經驗する事の出來なかつた勝利の味を初めて味ひ得たのであつた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...二匹の友達に頬ずりをします...
ラビンドラナート・タゴール Rabindranath Tagore 宮本百合子訳 「唖娘スバー」
...一匹の馬のために...
中里介山 「大菩薩峠」
...それの術中に陥ったためしがない彼は発狂をも自分のならした獣の一匹として取扱うことを知っている...
中里介山 「大菩薩峠」
...今度は白猫が一匹いる...
中島敦 「光と風と夢」
...何匹となく砲車につけて...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...ダグマ蝦を十匹も釣りあげると...
中村地平 「南方郵信」
...「おい、みみずは取れたかい?」「まだまだ、今朝(けさ)からなンだけど、たった四匹よウ...
林芙美子 「魚の序文」
...「芸術家」とは(……………に匹敵する)者にすぎない」という響きである...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...それに栗鼠の奴が一匹登つてゐて...
堀辰雄 「手紙」
...二匹の犬は太郎が馬に草をやってしまふまで見て居ました...
槇村浩 「小犬と太郎さん」
...三匹の大鯰をたらいに飼って置いたが...
武者金吉 「地震なまず」
...馬一匹人一人見あたらなかった...
吉川英治 「三国志」
...――「むく犬なんぞ一匹もおりはせんがな...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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