...妙に目の細い河童が一匹...
芥川龍之介 「河童」
...』その中から六匹の鼠が飛び出した...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...いと逞(たく)ましき二匹の犬なり...
巌谷小波 「こがね丸」
...それまで匹夫匹婦の娯楽であって士太夫の見るまじきものと侮蔑(さげす)んだ河原者の芸術を陛下の御覧に供したのでも明かである...
内田魯庵 「四十年前」
...彼等は一匹ずつ順々にスーッと宙に浮かんでは...
海野十三 「地球盗難」
...六匹の野犬が健康な一人の女を喰い殺してしまったのであろうか...
江戸川乱歩 「鬼」
...これに匹敵する大発見はかつてない...
丘浅次郎 「教育と迷信」
...楽園に現れたのは一匹の蛇ではなく...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「いえ、いえ、ラゴーフにはもう!」
...麻薬(まやく)中毒者という一匹の虫...
太宰治 「虚構の春」
...何匹(なんびき)か馬の蹄(ひづめ)の音が...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...今度は白猫が一匹いる...
中島敦 「光と風と夢」
...この世に来てまた立ち去るお前の姿は一匹の蠅(はえ)――風とともに来て風とともに去る...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...まるで乾鱈(ほしだら)のようにやせた牛を一匹ひいて...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...一日に六十匹も引きあげたことがある...
火野葦平 「ゲテ魚好き」
...二匹はベツトの上にならんで横になつて休みました...
村山籌子 「お猫さん」
...その車を二匹の鹿に・ある時は四頭の犬に・それからまたあるときは四人の裸形の乙女に・ひかせ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...馬匹の群れに鞭を加え...
吉川英治 「三国志」
...彼は猫を一匹識(し)っていた...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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