...――そこには茶色の犬が一匹...
芥川龍之介 「海のほとり」
...二匹の獣(けもの)を駆り立てながら...
芥川龍之介 「杜子春」
...ティンネーインド人(Tinneh-Indianer)の信ずるところでは一匹の犬があって...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...みんな一匹づつだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...あの二匹はまた出て来ましたが...
魯迅 井上紅梅訳 「兎と猫」
...嫉妬(しっと)に燃える一匹の鬼にしたのだ...
江戸川乱歩 「鬼」
...蟹が一匹ずつかくれていて...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...「御覧の通り油虫は一匹も居(を)りませんでございます...
薄田泣菫 「茶話」
...道を曲げて「ニオトマム」に馬匹を見んが為めに...
関寛 「関牧塲創業記事」
...彼の八時間はこれの十二時間とほぼ匹敵するであろう...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...あの『論語』にも匹敵するのであります...
高神覚昇 「般若心経講義」
...鹿の声は二三匹の鳴く声であった...
田中貢太郎 「神仙河野久」
...……idle dreamer は一匹の蝿にもみだされる...
種田山頭火 「其中日記」
...その他(ほか)五六(ごろく)匹の動物は...
ロオド・ダンセイニ 菊池寛訳 「兎と亀」
...分けるより一匹の方が好いと思つたのか...
長谷川時雨 「夏の夜」
...三匹が幾千匹にも増加します」広海子爵「そうには違いありませんがしかし蠅取男を雇って一日か二日取らせても我輩の家の蠅は容易に減りそうもありません...
村井弦斎 「食道楽」
...匹夫(ひっぷ)呂布ごとき者の計におちたのは...
吉川英治 「三国志」
...気の狂ったような油蝉(あぶらぜみ)が一匹...
吉川英治 「宮本武蔵」
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