...母神の、火神を称して、二度までも、「心悪き子」と云えるは、其破壊的の一面を、指すものにして、若し此心悪き子の心、荒ぶことあらば、水神は匏を持ち、土神は川菜を持ちて鎮めよと云うは、水と土とを以て、火を消せよと云うに等しく、以て此神話の天然的基礎を察す可し...
高木敏雄 「比較神話学」
...俯して匏瓜を嘆ず...
高山樗牛 「人生終に奈何」
...又栗本鋤雲の匏庵遺稿...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...匏樽(ほうそん)ヲ挙ゲテ以テ相属(あひしよく)ス...
中里介山 「大菩薩峠」
...如何(いか)なる学者にてもその身匏瓜(ほうか)にあらざれば衣食の計なきを得ず...
福澤諭吉 「人生の楽事」
...如何なる學者にても其身匏瓜(はうくわ)にあらざれば衣食の計なきを得ず...
福澤諭吉 「人生の樂事」
...匏竹迎神声粛調...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...花間吟酔倒長匏...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...今朝対雪酌寒匏...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...田沼という男が無知で強欲だったかしらないが「匏庵(ほうあん)遺稿」「甲子夜話」「五月雨双子」など...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...吉原あたりでは“ままごと棚(だな)”と称する一つの名物を生んだと「匏庵遺稿」は書いている...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
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